研究会ブログ

2017年09月 8日 Fri. Sep. 08. 2017

石倉洋子氏「個人と企業に必要な"スピード感"」

 

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9月14日(木)開催の文化経済研究会にご登壇いただきます、石倉洋子氏との打ち合わせに伺ってまいりました。

 

マッキンゼー日本支社での企業戦略コンサルテーション、一橋大学を始めとする各大学での教育活動などを経て、現在では「グローバル・アジェンダ・ゼミナール」を主宰する石倉氏。多様性と国際競争力を持った人材の育成を手がける石倉氏ですが、この日の打ち合わせでは日本人の「スピード感」に関する話題が。

 

個人が競争力を高めていくためには「色々なことをすぐにやってみる。失敗をしてもそこから学ぶことで、自分の能力や適性、自分がやりたいことを見極め、キャリアの軌道を描いていく」必要性があると、氏は強調します。

 

そのためには、出来るだけ早くから様々な方面に挑戦する必要があります。学ぶ場も国内に限るのではなく、若いうちから海外に出る。多様性や国際競争力は、広い世界に出ることでこそ培われるものです。「トライ・アンド・エラー」を嫌い、「外へ出ること」に消極的。そんな風潮が未だに根強いこの日本に対して、石倉氏は警鐘を鳴らします。これらの問題の根本が「スピード感」の欠如です。

 

これは企業のあり方についても言えること。これまでの仕事の単位は「企業」。その大きな単位を取り払い、仕事の単位を「プロジェクト」に細分化することで仕事の進行をスピーディにする。ところがこれを、日本の現場に導入してみると、考えていたよりもスムーズにはいかなかったと石倉氏は言います。プロジェクトを構成するのも、結局としては個人。個人単位がスピード感を持つことが、働き方を変えていく第一歩だということでしょう。

 

目まぐるしく変動する社会。今日の社会が明日の社会である保証は何処にもない、そんな時代が今です。今回のセミナー(9/14開催)では、働き方、組織の作り方、人材の育て方、この時代を生き残るために我々はどう変わるべきか、ご提言いただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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