研究会ブログ

2015年01月16日 Fri. Jan. 16. 2015

宮井株式会社 春夏商品展示会「2015SSミヤビデア」

114年の歴史を持つふろしき問屋、宮井株式会社の春夏商品展示会、「2015SSミヤビデア」にお伺いしてきましたので、そのレポートをお届けします。


春夏がコンセプトということで、全体的に涼しげな色合いと手触りの商品が目立ちました。3階展示場の入り口に置かれているのは絽と呼ばれる織り方をされた風呂敷。

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江戸時代に夏の衣類に使用するために開発された織物だそうで、透け感があって通気性もよさそうです。風呂敷の場合でも、夏の贈答品などを包むさいによく用いられていたそうです。

贈り物の包みにさえ季節感を行き渡らせようという江戸時代の人々の心遣いが感じられます。

江戸から伝わる浴衣や着物に目を凝らさなければ見えないような細かい柄が施されているように、その精神は「贈る」という行為の細かいところにまで張り巡らされていたことが伺える伝統織物です。

手前に見える商品はハイビスカス柄。夏らしく爽やかです。


こちらは作家、故宇野千代がデザインされたパターンを風呂敷に落とし込んだ品々です。

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やはり和の商品と春といえば桜が切り離せません。


多才な宇野千代さんが生み出した多くの桜のデザインは多くのバリエーションも含まれシーンごとの使い分けが想像できます。

例えばお花見の時のお弁当をこの風呂敷で包んでいれば、お弁当までお花見仕様に作りかえることができます。忙しくて桜を愛でる時間の無い人への贈り物の包みに使えば、ささやかなお花見を楽しむこともできるでしょう。


こちらは宮井株式会社の登録商品である江戸染。

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 普通手ぬぐいといえば片面のみにしか柄がありませんが、江戸染にはその両面に加工が施されています。守っていきたい伝統技術の1つですね。

 


5階では宮井株式会社がこれまで作ってきた風呂敷でエポックなものが展示されていました。例えば球団の優勝記念ふろしきや、前回の東京五輪の時の記念風呂敷など。

日本の近代史と宮井株式会社の歴史がオーバーラップするような内容でした。

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宮井株式会社のふろしき販売店「唐草屋」は以下のURLから。

http://www.karakusaya.co.jp/tokyo.html

海外の工場で作ったものは何一つとして販売されていません。徹底的に日本製ということにこだわった品質を是非ご体験ください。

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