研究会ブログ

2015年08月21日 Fri. Aug. 21. 2015

『構想の庭』

「構想の庭京都編集室」より『構想の庭』(amazonにリンクします)が発刊されました。

 

「京都に都が置かれていたこと、思慮を深める場として、金閣や銀閣の別荘が作られていたように、東京が政治・経済の中心となった今、京都の地から」思想とオピニオンを発信するということがその編集方針です。

 

『日本が世界地図から消滅しないための戦略』など多数の著書を発表され、国際的な地政学に深い見識をお持ちの東京大学名誉教授月尾嘉男氏、

QFRONT、青山AO、FROM-1ST、東急ハンズなどのプロデュースを手がけれれた商業コンサルタントの浜野安宏氏、

西武百貨店社長、慶應義塾大学特別招聘教授を経て参議院議員も務められた現株式会社IMA代表の水野誠一氏、

日本における女性・ジェンダー研究のリーダー的存在である東京大学教授、上野千鶴子氏、

都市開発に長らく携わられており、多摩大学名誉教授・大学院客員教授の望月照彦氏。

 

どなたもそれぞれの専門分野に対する深い知見に加え、社会全体を俯瞰する確たる世界観をお持ちです。

上記の方々が、今後の日本を考えるにあたって単に経済的・合理的な成長主義ではなくより文化的な「成熟」を遂げるためにはどのような構想が必要かをそれぞれの立場から述べたインタビューが収録されています。

 

鍵となるのは「文化」の力で、それぞれのパラグラフも

 

「情報社会から情緒社会への転換」(月尾嘉男氏)

「構想を生み出す 自由な表現の庭」(浜野安宏氏)

「差異が個性となる 今、必要な独自性」(水野誠一氏)

「真似ができない文化資源 唯一無二の存在へ」(上野千鶴子)

「事業構想から社会構想へ」(望月照彦氏)

 

など、工業主義的な競争を脱する為にも合理的な力ではなく情緒的な文化を磨き、「一位」ではなく「唯一」になることが日本が選択すべき戦略であると主張。

訪日外国人の客もうなぎのぼりで観光立国としてのソフトパワーを強めつつある日本は徐々にそういった方向に向かいつつあると思います。

もうそろそろ日本全体が成長と拡大という大きな物語に疲れ切っている感すらあるこの時代に、それぞれの立場で日本を築いてきた論客のインタビューを是非ご一読ください。

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