研究会ブログ

2015年11月 6日 Fri. Nov. 06. 2015

WEF第5回シンポジウム「グローバルに活躍する-日本が変わる 目線を上げよう-」

去る11月4日、東京ウィメンズプラザ・ホールで開催された一般法人ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション(以下WEF)第5回シンポジウムに参加しました。

 

WEFの代表理事である尾原蓉子氏は昨年9月の文化経済研究会で講師としてご登壇くださいました。

高校時代に当時まだ珍しかった交換留学生として渡米され、旭化成テキスタイル取締役、IFIビジネス・スクール学長、良品計画社外取締役など、働く女性の先駆け的な存在として活躍され、「ファッション」と「女性のキャリア開発」がいつしかライフワークに。そこで、去年働く女性をファッション分野から支援する「ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション」を立ち上げられました。

 

今回の公開シンポジウムのテーマは「グローバルに活躍する-日本が変わる 目線を上げよう-」。

日本国内における女性の活躍は世界でも最下位に近い104位。

政府は「女性活躍推進法」を可決し、企業の女性管理職の数値目標の設定と公表を義務付けるなどの施策を巡らせていますが、他の女性活用が進んでいる国々に比べると日本は後手に回っているという印象。

そうなると女性たちは海外に進出してそのキャリアを形成するというのが自然な流れ。

  

今回基調講演でご登壇されたのは一橋大学名誉教授の石倉洋子氏ならびにBTジャパン株式会社代表取締役社長の吉田晴乃氏。

 

石倉洋子氏は、日本人女性として初めてハーバード大学ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士を取得され、マッキンゼーを経て、青山学院大学国際政治経済学部教授、商船三井社外取締役、日清食品ホールディングス社外取締役、富士通社外取締役、慶応義塾大学院メディアデザイン研究科教授などを歴任されています。

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「1社で終わるキャリアは過去のもの」であり、国内、海外問わずに自分のポジションを明確にして渡り歩いていくことができるという持論は会場に来られていた方々を強く勇気付けました。

 

吉田晴乃氏は、カナダ、アメリカ、英国などの通信社で優れた営業成績を上げて次々に抜擢され、BTジャパン株式会社代表取締役社長に加えて、今年6月に経団連ではじめての女性役員に就任されて大きな話題になりました。

一方で、シングルマザーとしてまるで「子連れ狼」のように育児も仕事と両立させたということで母親としての意志の強さも注目されています。

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国際的な企業の経営陣が集まる会合においては、女性が経営幹部として出席していることが当たり前。パウダールームでの雑談から自然とビジネスの話に。それができるのが女性を経営陣に抱えている企業の強み。

「あなたも大変かもしれないけど、頑張ってね」

とある外国企業の女性幹部の方にパウダールームを去り際にウィンクされたエピソードなど、国際派の吉田氏ならではの体験談が披露され、グローバルな活躍への希望が膨らみます。

 

基調講演が終わると両氏がパネラー、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子氏がコーディネーターを務めるパネルディスカッションに。

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生駒氏は海外雑誌で長く編集に携わられていましたが、ある時に日本の伝統工芸の素晴らしさに目覚められたそうです。

パネルディスカッションでもテーマは「和」に。

日本人の精神を表わす重要な概念である「和」。

日本人の中でも、家庭内やコミュニティでの調和を担っていた女性は特に「和」をもたらすことに秀でているはず。

 

日本人が世界で活躍するためには、単に英語を学ぶだけではもちろん不十分。

日本人独自の強みを理解し、自らの立場を明確にしなければなりません。そのアドバンテージを持っているのは、男性よりも寧ろ女性のほうなのかもしれません。

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