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谷口正和 プロフィール

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2010年8月16日

感性創造力。

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今やあらゆるメディアによって、どのような小さな変化も、

すべてニュースとして瞬時に私たちに届く時代になった。

私たちは間断なく情報のシャワーを浴びて暮らしているのである。

そこで研ぎ澄まされるものは何か。

それはトータルな感受性である。

情報が部分を超えて一個の全体をなすようになると、

その全体像を一掴みに把握しようとするようになる。

野生の動物が、風の匂いだけで危機を察知するのと同じだ。

つまり五感が鋭くなり、第六感にいたるのだ。

全員がクリエーターになる日が始まったのだ。

 

私は近々『感性市場戦略』という本を出す予定だが、

この本では五感、そして第六感がいかに市場を

動かし始めたかを書いている。

物理学を超えて心理学へ、そして心理学とは第六感学。

 

視覚がコミュニケーションの80%以上だといわれてきたが、

見て感じる力がさらに大きくなってきたということだ。

ランドスケープ、映画、コミック、ファッション、舞台、化粧、絵本、

さらにはサウンドさえ見えない感性言語である。

匂いや音、記憶や想像などの見えざるものを感性言語としてとらえた時、

新しい感性創造力の時代が始まる。

 

掲出してあるイラストは、私がコンセプトを思いつくたびに

書いているコンセプト絵葉書である。

コンセプト・イラストレーテッドと呼んでいる。

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