2012.8.24更新 

「絵本のなかのイタリア 横浜展」

お気に入りの絵本アンケート

結果発表です!

 

今年5月22日~6月1日まで
横浜・象の鼻テラスで開催された
「絵本のなかのイタリア~第3回
イタリアの絵本と子どもの本  横浜展」。
来場者の方にお気に入りの絵本を選んでいただく
アンケート結果がイタリア文化会館より
届きました!

応募総数は411名。
絵本の好みはかなり分散した結果となりました。
その中から上位19冊をご紹介しましょう。
解説文は、展覧会で各絵本に付けられていた
プレートの文章から抜粋して掲載しました。

なおアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で
20名の方に、イタリア文化会館より
イタリア絵本が贈られたそうです。

  

i_0168.jpgのサムネール画像

「絵本のなかのイタリア 横浜展」の記事は
こちらです。
なお、現在この展覧会は宮城県石巻市図書館で
8月26日(日)まで開催中です。
残りわずかですが、お近くの方は
足を運ばれてはいかがでしょう?!
住所/石巻市羽黒町一丁目9番2号
TEL/0225-93-8635
FAX/0225-21-1598
Mail:islib@city.ishinomaki.lg.jp

 

★お気に入り絵本 結果発表 

 

1位  『Cara terra (親愛なる大地)』 14票

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Emanuela Nava
ill. di Gionata Alfieri
Carthusia (
2003)
自然科学シリーズの第二弾。
休暇で祖父母のところへやってきたリアとフランチェスコ。
農村を探検し、地面になる果物、田舎の動物など
いろいろなことを知る。
動物や植物などを絵入りで紹介する大きなポスター付き。

 

2位 『Mamme (おかあさん)』 10票 

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 di Arianna Giorgia Bonazzi
ill. di Vittoria Facchini
Rizzoli (2011)
そそっかしいおかあさん、欠点のないおかあさん、
心配性のおかあさん、冒険好きなおかあさん、
専業主婦のおかあさん、仕事をしているおかあさん、
子どもと一緒に遊んで子どもをかわいがるおかあさん。
いちばん大切な絆についての愛情のこもった本。
 

 

2位 『Turandot (トゥーランドット)』 10票

turandot01★.jpgdi Luigi Dal Cin
ill. di Denis Gordeev
Kite edizioni (2007)
残酷な王女、三つのなぞなぞ、名前を隠した
謎めいた王子の物語。

 

2位 『Pinocchio:il burattino di ferro (ピノッキオ)』 10票

pinocchio01cc★.jpg Tomonori Taniguchi
Donzelli (2011)
もしピノッキオが木ではなく鉄の人形だったら?
子どもにならないで、人形のままだったら?
自分なりのやり方で幸せになったら?
さびてしまって捨てられた鉄の人形が
新しい仕事を探しに行くストーリー

 

2位 『La casa del tempo (百年の家)』  10票

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di Roberto Innocenti
La Margherita (2010)
「私の門の上には1656年。私が造られた年が書かれている。
時と共に私の窓は見えるようになり、
私の樋は聞こえるようになった。
このようにして私はずっと中に住む人たちを
見守ってきた・・・・・。」

 

6位 『Le ricette di Giulio Coniglio 
    (うさぎのジュリオのレシピ)』  9票

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Nicoletta Costa primo chef Febe Sillani
Franco Cosimo Panini (2010)
うさぎのジュリオとその友だちが、
子どもたちのために考えたレシピ集。
レシピは簡単で、テーマ別になっている。
ジュリオの大好きなにんじんを使ったレシピ、
おしとやかなジェルソミーナと一緒に作る
ロマンティックなレシピなど。

 

7位 『A spasso per Venezia (ヴェネツィアをさんぽ)』 8票 

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di Alberta Punzi
ill. di Allegra Agliardi
Lapis (2011)
イタリアでもっとも美しい町の子ども向けガイドブックの新シリーズ。
フランス語版、英語版、スペイン語版もある。
らせん綴じになっているため開きやすい。
文章は多すぎず、子どもたちが町を発見しながら
遊べるようなスペースをたっぷりとってある。

 

7位 『Gedeone (ジェデオーネ)』 8票

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di Chiara V. Legre
Ill. di Chiara DDattola II
Gioco di Leggere (2010)
ジェデオーネは町にすむハト。
何も持っていないけれど、何でも持っている。
すみかを提供してくれる素敵な家々も、
道ゆく人々がくれるパンくずも、
庭にやってくる友だちも。
ジェデオーネは町が大好き!
ごくふつうのハトが気取らない生活の喜びを語る、
楽しくて、最後に少し悲しいお話。

 

7位 『Torneranno le quattro stagioni (季節はめぐるだろう)』 8票

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 Mauro Corona
ill. di Simone Rea
Mondadori (2011) 
自然には語るべき物語がたくさんあり、
森や山の動物たちはインスピレーションの泉である。
木の葉はなぜ雪とけんかをするのか。
どうしてツグミは屋外にいるのが大好きなのか。
この本はそんな謎を解き明かす。

 

7位 『Caro mare (親愛なる海)』 8票

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Emanuela Nava
ill. di Annapaola Del Nevo e Rossella Faleni
Carthusia (2004)
『親愛なる公園』、『親愛なる大地』に続く
自然科学シリーズ第三弾。
リアとフランチェスコは海の世界を発見する。
ふたりの旅を通して、読者は海岸や岩場にすむ
動物や植物を知る。

 

8位 『Un futuro per i fiori (花咲く未来)』 7票

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Florence Faval Editions du Dromadaire (2011)
ページをめくっていくごとに少しずつ街が花に占領されていく。
詩的なテキストが花咲く未来への希望を抱かせる。

 

8位 『Un sogno a Venezia (ヴェネツィアでの夢)』 7票

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di Stepan Zavrel
Bohem Presso
ヴェネツィアがいつか海に沈んでしまうかもしれないと
聞いて心配になった子どもが、
夜、夢の中で人魚と一緒に
沈んだ町を訪れ、世界でも唯一無二の町の保護を訴える。
ヴェネツィアの運命を憂える作者のメッセージが
込められた絵本。

 

8位 『C'era un bambino profumato di latte
    (ミルクのにおいのこどもがいた)
』 7票

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 Roberto Piumini
ill. di Giulia Orecchia
INterlinea (2004)
短い詩、長い詩、風変わりなわらべ歌、
こっけいな言葉遊びなどで
妖精や魔法使いの行いや太陽の婚礼、
ジャワの空を飛ぶ月などの物語が語られる。
CD付き。

 

8位 『Che meraviglia! (なんてすてき!)』 7票 

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di Emanuela Nava
ill. di Desideria Guicciardini
Lapis (2005)
砂浜で女の子は白い小さなボールを見つける。
放り投げたり、ビー玉みたいに遊んだりしていると、
ひとつが割れ、中から小さなカメが出てきた!
女の子は卵を集め、世話をして
生まれたカメが海に帰るまで見届ける。
文字のない絵本。

 

9位 『Sapore italiano.Piccole storie di pranzi domenicali
       (イタリアの味 日曜日の昼ごはん)
』 6票
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 Valerie Losa
Zoolibri (2010)
日曜の昼ごはんには家族の皆が集まり
にぎやかな食事となる。
イタリアからスイスへ移住していった人々への
インタビューを通して綴られた
「日曜日の昼ごはん」についての本。
イタリア移民の生活、記憶、家族、歴史に
光があてられる。
第23回 ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB2011)
で、見事「金牌賞」を受賞した作品。

 

9位 『Che cos'e' un bambino? (子どもって何?)』 6票

 

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Beatrice Alemagna
Topipittori (2008)
子どもは小さな手と足、耳を持った小さな人間だが
考え方までが小さいわけではない。
澄みきった言葉と詩的な絵を組み合わせることで
楽しくて感動的なまばゆい絵本ができあがった。

 

9位 『Senza nome (名まえのない犬)』 6票 

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Silvana D'Angelo
Valerio Vidali
Topipittori (2008)
毎日を無為にだらだらと過ごしていると
いちばん大切な存在の名まえすら忘れてしまうかもしれない。
なくした名まえを探して、言葉を集める犬の
驚くべき物語。

 

9位 『Fienili (干し草置き場)』 6票

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di Roberto Innocenti
Principi & Principi (2010)
この本は、家から一歩も出ずに
トスカーナの田園地帯を旅することを可能にしてくれる。
インノチェンティは13枚の絵によって
今はほとんどなくなってしまった「干し草小屋」の
美しく機能的な姿を描いた。
なお、2位の『百年の家』も彼の作品。

 

9位 『L'amore forte forte (愛の強さ)』 6票

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Loredana Frescura
ill. Gek Tessaro
Fanucci Editore (2008)
主人公は恋人の暮らす山を登る。
しかし途中で松、雲、星と出会い、
自分の強さを教えてもらう。
風は繰り返す。
「強く愛する者は、いずれ愛を見つけるだろう」。
主人公の旅の謎が解き明かされる。
愛、愛する恐怖、情熱の力の物語。


いかがでしたか?
アンケートを投票された方、あるいは
「絵本のなかのイタリア 横浜展」に行かれた方、
あなたが選ばれたお気に入りの絵本は
上記の中にありましたか?

なお、この先、「絵本のなかのイタリア展」は
滋賀県などを巡回予定とのこと。
皆さまのお住まいの近くでも開催されるといいですね!(ミヤタ)

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