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谷口正和 プロフィール

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2011年2月22日

旧暦の日本。

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一言で言えば、太陽の運行を軸に1日24時間と定めたのが新暦、

月の運行を軸に1日を昼の時間と夜の時間で区分けしたのが

旧暦ということになろうか。

日本は明治のごく初期にいたるまで、

旧暦で暮らしを営んできた。

日本人のDNAには、月の生活の暦が深く刻印されいているはずである。

都会では月を見上げることも稀になったが、

地方へ出かけたときなど、月を見ると、

なぜか懐かしさを感じるのは、

この月の暦のDNAのせいに違いない。

「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」なのである。

 

二期倶楽部の北山ひとみさんから、

旧暦を併記したすてきな手帳「旧暦日々是好日」

(LUNA WORKS)をお送りいただいた。

さっそく開いてみると本日2月22日は旧暦なら1月20日とある。

今はまさに旧暦の「迎春」の時期にあたる。

年賀状に「迎春」と書くのは、旧暦ならごく自然なことだったのだ。

旧暦で暮らしを見たとき、

日本人の暮らし方の本質が見えてくるに違いない。

 

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