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2014年4月11日 10:36

みなさま、こんにちは。本日はいよいよGALAPAイベントです

今のところお申し込みくださった方はすべて1名さまでの参加です。どうかお気軽にご参加ください。ゴルフ好き同士、交流しましょう♪♪

また、会場となる弊社ミーティングルームは、椅子だけはみょ~にたくさんございます。まだお席に空きがあり、事前お申し込みなしの飛び入り参加も受けつけておりますので、会社帰りに 「早く終わったなあ……」 と思われた際は、ぜひお立ち寄りください。

 



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本日4月11日(金)19:30よりスタートです!

 

 

【弊社地図】
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ご要望が多かったため、大きな地図を掲載します。これでも迷ったら(笑)、弊社までお電話ください。

 

 

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じゃーん、明治乳業さまの栄養飲料「ヴァーム」です。イベント用にご提供いただくことになり、昨日届きました。ありがとうございます!!

 

 

さて本日は、イベントの講師のおひとりである松井丈プロに、年明けに受けてもらったミニインタビューを公開いたします。

お題は『レベル別の目標設定と、それを実現するためのアドバイス』です。

GALAPAメルマガ会員のみなさまにはすでに3回にわけてお届けしていますが、あれから数カ月、「実際に心がけてみたことはあるか」「成果はどうか」など、思い起こしながらもう一度読んでいただけましたら幸いです。

 

 

以下談:松井丈/代々木ツーサムゴルフスタジオ ヘッドコーチ

 

■ゴルフ初心者の憧れ、“100を切る”ために

初心者がまず目標にするのは、「100を切ること」でしょうか。そのために必要なのは、ゴルフがボールを打って飛ばして穴に入れるゲームではなく、「打数を減らす」ゲームであると理解することです。
全ホールをボギーで回ればスコアは90、全ホールをダブルボギーで回れば108です。100を切るという点でいえば、“ボギーを狙ったけど、ちょっと失敗してダブルボギー”というのを9回やれるわけ。そして、ある程度ボールが打てればボギーで上がるのは難しいことじゃない。300ヤードのスーパーショットを打たないといけないと思い込んで200ヤードくらい曲がっちゃったり(笑)、林から無理やりグリーン狙ったりしなければ。
つまり、100切りに必要なのは無理にパーやバーディーを取ろうと思わず、ボギーを取ることに徹するマネージメントです。そしてそれがダブルボギーになっても、さっき言ったように9回までは大丈夫なんだから!
また、これはぼくの経験談ですが、キャディバッグにドライバーとフェアウェイウッドを入れてない時期がありました。ゴルフを始めた高校生のときは、アイアンだけでプレーしていたんだよね。だってドライバーがまっすぐ飛ばないことはわかっていたから(笑)。ナイスショットがなくても狙えるのがボギーであり、コンスタントにボギーが取れれば何ホールか失敗しても100を切ることができますよ。

 

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ツーサムゴルフスタジオでお仕事中の松井プロ。レッスン後には必ず生徒さんのカルテを作ります。

 

■中弛(だる)みの中級者、とにかく練習を!

ぼくの考える中級者像は、80台で回ることもあれば、100叩いてしまうときもあるという人たちです。
このレベルにおいて必要なことは、ずばり「練習」です。
80台から100まで、スコアに波があるということは、おそらく、練習をしなくなっているのではないでしょうか。熱心に練習していた人も、ある程度上達し たことで、かつてのような“ゴルフ熱”は薄れてくるものです。練習なしでコースに出ても、形にはなるわけですから。「むかしはもっと上手かったんだ」というぼやきが多いのも、中級者の特徴ですね(笑) 80台のスコアをキープしようと思ったら、週2回の練習が必要なんですよ!
というわけで、練習を続けるにはそれなりのモチベーションが必要ですから、スイングの改造やパターの練習など、これまでやらなかったことに取り組んでみるのはどうでしょうか。
(ここで、取材班が「練習のパターならぜんぶ入る」と怖れを知らない口出しを……)――いいね。でも100回やって100回入る? 入らないよね?(笑)  入らないってことは、どこかでミスをしているということ。きれいなストロークを学んで、毎回芯で球をとらえる練習を地道に行いましょう。

 

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録画した生徒さんのスイングをチェックするプロ。「美しいスイング」を創り上げることに定評がある。

 

■上級者こそ死に物狂いにならないと、“上”はない

70台をめざそうというゴルフ上級者に必要なのは、「諦めない」ことです。アマチュアゴルファーのみなさんは、上手な人でも、ラウンドの最中に上手くいかないことがあるとすぐに諦めてしまうんです。
ぼくたちプロは一打の重みをものすごくわかっているので、死に物狂いで一打をキープしようとします。たとえば、ティーショットをミスって林に入れ、セカンドショットで林から出したとします。――ぼくたちはそこからパーを取ろうとします。200ヤードあろうが300ヤードあろうが諦めません。そしてもしグリーンにのったら、次のパットを死に物狂いで入れます。またグリーンのらなくても、カップに直接入れるつもりのアプローチをします。
もちろん、できないことをしても仕方ないので、ある程度の技術の裏付けは必要なんだけど、どうにかして一打を減らそうと「諦めない」わけです。
ゴルフはグリーンから逆算して考えるようなコースマネンジメントが大切といいますが、ぼくは70台をめざす人たちには必要ないと教えています。ゴルフのような、こんな計画通りにいかないゲームは他にない。狙ったところに落ちなくて、いちいちへこんでいるようなら、目の前の一打一打を考えましょう。
残り200ヤードあったら、みなさん刻もうとしますが、「なんで?」っていいたい。狙えよ、と(笑)。170ヤード飛ぶクラブを選んで、「残り30ヤードの寄せ(アプローチ)勝負」なんていっていたら、それじゃ70台にはなりません!
あとは、これは全レベルにいえることだけど、パッティングとアプローチの練習をぜひ行ってください。スコア100くらいの人に2打目までショットを打ってもらって、ぼくがそのあとをプレーしたとしたら、おそらく70台でまわることができます。つまり諦めない気持ちもそうですが、差は後半でついてくるということですね。

(ISLAND GOLF CLUB GALAPAメールマガジンより再録)


2014年4月 9日 08:42

ISLAND GOLF CULB GALAPAのみなさま、こんにちは。本日は、いよいよ今週末にせまったGALAPA初にして最後のイベント開催を記念し、平野義裕プロと松井丈プロの対談をお送りします。

ちなみに収録(?)はひと月弱まえ。まだイベントの日取りしか決まってないころで、両プロそろっての最初の打ち合わせを記者が録音していた……というだけの、とってもユル~いものです。

あのころはGALAPAが休止になるとは夢にも思っていませんでした(笑)

 

いつもの両プロの記事のように直接みなさまのゴルフの参考になることはないかもしれませんが、素のやりとりを楽しんでくださいね♪

 

 

 


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平野義裕 (ひらの よしひろ)

クラブフィッテングの世界的メーカー「クールクラブス」所属。最新の弾道追尾システムを活用したゴルフレッスンを行い、クラブフィッターとしても活躍する。

 

 

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松井丈 (まつい じょう)

「代々木ツーサムゴルフスタジオ」ヘッドコーチ。ラウンドのタイムとスコアで競う「スピードゴルフ」の現役日本チャンピオン。日本プロゴルフ協会代議員。(趣味はトライアスロン。)

 

 

記者:本日はご足労いただきまして、ありがとうございます。この部屋が本番でも使用する弊社ミーティングルームです。

 

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記者:まずはどんな内容のイベントにするかを、考えていきたいと思うのですが……。

事務局としては、平野先生、松井先生それぞれに得意な分野があるでしょうから、その分野のことをイベント参加者のみなさまに向けてお話しいただくような構成がいいかなと思っています。

 

平野:そうですね。ぼくたちが何者で、どういう特色を持ったインストラクターであるか、洗い出してみましょう。イベント当日だけでなく、告知の段階でも講師の情報は必要ですから。参加する・しないの判断材料としてね。

どういうバックボーンを持っている人間で、今現在なにをやっていて、どういう話を聞くことができるのか……この3つがポイントかな?

 

松井:なにかに長けている=“売り”というところですね。平野先生は、最新のフィッティング理論を持ち帰ってきたばかりだからね!

 

平野:確かに(笑)。米アリゾナでフッティングを学び、先日帰国しました。その人の体に合うクラブを見つける「フィッティング」はもちろん、クラブを組み立てる「ビルディング」の現場の“裏話”もたくさんありますね。

ぼく自身、今回の研修で自分用のドライバーを作ってきましたが、面白い経験でしたので。

 

松井:どう? 変わった?

 

平野:うん。球が曲がらなくなった。

 

松井――あの平野さんが曲がらないって!?(興奮)

 

平野:「振動数」とシャフトのタイプを変えたら、あんなに曲がっていたのがまっすぐ飛ぶようになったよ。丈くんは曲がらないから(気持ちが)わからないでしょ?

 

松井:そう。おれ、もともとなにを使っても曲がらないから……(ちょっと残念そうな松井先生)。

ただ、ぼくは好みが難しくて、固いシャフトを使うと重く感じちゃうんですよ。軽いと、しなりすぎて強く振れなくなるし。そのへんの兼ね合いでいうと、「46.5」かな。「E-2」とかですけどね。

 

記者:……まったくわからないんですけど、ゴルフ上級者には面白い会話なんでしょうね(笑)。では、平野先生には参加者のみなさまのクラブのお悩みを吸い上げて、解決していただくことにしましょう。

 

 

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写真は平野先生初登場のインタビューで「クールクラブス青山店」を訪れたときのもの。記者もこちらで小1時間、外国人スタッフのビルディングを眺めていたことがありますが、ほんとうに飽きませんでした。

 

松井:じゃあ記者さん、ぼくのプロフィールはなんだと思う?

 

記者:えっ……(トライアスロンの選手……?)

 

平野:丈くんの売りは、やっぱり“アスリート”だってことじゃないかな。こないだ「スピードゴルフ」の初代日本チャンピオンになったよね?

 

松井:1月末に行われた「第1回 日本スピードゴルフ選手権」で優勝しました。スピードゴルフは、18ホールを回るのにかかったタイムとスコアで競うスポーツです。日本での大会開催は初で、ぼくも初めての出場でした。タイムだけが早くてもだめ、スコアだけが良くてもだめ。要は1分と1打がおなじに計算されるんだよね。

ちなみにぼく、18ホールを45分で帰ってきました!

 

平野:おかしいでしょ、そのタイム(笑)。もう更新されないんじゃないの?

 

松井:ぼくしか更新できないかも……。

 

 

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 松井先生のトレーニングに同行した際の、記者お気に入りのワンショット。ちなみに松井先生、走ることも鍛えることも好きではないそう。「じゃあ、なんで走るの? わけわかんない」(by平野先生)

 

記者:あの……競技中、ルーティンはどうしていたんですか?

 

松井:やんない、やんない。走りながら打ってたもん。

 

記者:松井先生、ひどい! GALAPAのインタビューであんなに「ルーティン」が大事って言ってたのに!!(笑)

 

 

◎以上、平野×松井対談でした~。

イベントの詳細は下記になります。現在のところ、お申し込みの方はすべて1名様でのご参加です。どうぞお気軽にご参加ください♪

 


ISLAND GOLF CULB GALAPAイベント

「平野義裕プロ×松井丈プロ 痛快ゴルフ学」

日時 4月11日(金)19:30~21:00

会場 ジャパンライフデザインシステムズ  ミーティングルーム

参加費 1,000円(豪華お土産あり!)

 

 お問い合わせ&お申し込みは下記まで♪

 TEL 03-5457-3048 (担当:もり)

galapa@jlds.co.jp

 
※メールでお申し込みの際は、①お名前②お電話番号を記載してください。お問い合わせだけでもお気軽にどうぞ♪

内容についてもっと詳しく知りたい方は以下のページでご覧ください。

http://www.jlds.co.jp/galapa/2014/04/island-gol-1.html

 

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最後に、打ち合わせ当日の平野先生&松井先生。仲いい~♪

 


2014年4月 7日 10:06

ISLAND GOLF CLUB GALAPAメンバーのみなさま、こんにちは。ゴルファーにとって最高の季節ですね。

「春は花粉が……」というかたもいらっしゃるとは思いますが、もしよろしかったら、自身も花粉症である記者の上司がアップした記事をご覧になってみてください!

 

●『花粉症だってゴルフに行こう!』

http://www.jlds.co.jp/galapa/2014/02/post-28.html

 

3月のある日、そっとアップされていたのですが、花粉症ではない記者はこの記事を見て、「そうか……今年も花粉が飛びはじめたか」と思いましたヨ(汗)

 

さて。本日はGALAPA初の“文化系講師”角田陽一先生の登場です。

GALAPAでは、これまで登場したプロゴルファーのみなさんによって、メンタルを鍛えることの重要性が繰り返し語られてきました。彼らは研修や競技を続けていく中で、必ずその道のプロに学んでいるんですよね。

みなさま、その教えを直に聞いてみたいと思いませんか?

角田先生には近著『72へのゴルフメンタル術』の内容を中心に、アマチュアゴルファーにも役立つメンタル術をお話しいただきます!!

 

 

 

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角田陽一 (つのだ・よういち)

1956年生まれ。月刊『ゴルフクラシック』編集長を経て、フリーのスポーツライターとなる。ゴルフ誌などで執筆する他、プロゴルファーのメンタルコーチとしても活躍。

『9割のゴルファーが知らない上達の近道』『ゴルフ・メンタル強化書』『パット&アプローチ上達の極意』『なぜ多くのゴルファーは「開眼!?」してもスコアアップにつながらないのか』(以上、実業之日本社)、『壁を超えるゴルフ』(白石豊監修・ゴマブックス)、『ゴルフがみるみる上達する魔法のことば40』(日東書院)など著書多数。

 

 

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『72へのゴルフ・メンタル術』 角田陽一著 (ベースボール・マガジン社)

人間の心の本質に迫る高度な理論が、わかりやすく愛のある言葉で書かれた良書です。記者はあえて外で読書し、「72!? この小娘が?」と通りがかりの人をビビらせてみました。

 

 

■「へた」でもメントレは必要

――御本を拝読し、ゴルフではすべてのプレーにメンタルが関係しているのだと感じました。

アマチュアゴルファーには、「まだ自分のスコアではメンタルトレーニングをやっても意味がない」と考えている人も多いですよね。確かに100を切る切らないといった段階ではスイングを学ぶなど、技術的なトレーニングも必要です。でも、技術だけでいつまでも成長できるわけじゃない。とくにゴルフは自然条件なども重なり、非常に流動的なスポーツです。

ぼくは「技術をやってから、メンタル」という考え方では遅いと考えていて、スコアに関係なく、技術的な練習と同時にメンタルトレーニングを行っていくことを提唱しています。

 

――アマチュアゴルファーでも(へたっぴでも)、メンタルトレーニングは必要ですか?

あるスポーツの正しい動きを体に覚えさせるには、集中的なトレーニングが必要になります。1日2~3時間の練習を週5日・最低半年間といった、学生の部活動のようなペースですね。だけどそれは社会人には難しいです。

限られた時間の中で最善の結果を出すには、メンタルトレーニングによる“実践的な練習”が効果的です。練習場でも本番をイメージし、クラブを1打ごとに変えながら打ってみるとか。

そもそも“練習場”で練習をするスポーツって、ゴルフだけなんですよ。本番では打つたびにクラブを変えるのに、練習場では何十球もおなじクラブ、おなじ打球を打ち続ける……それで上手くなるのは“練習”であって、スコアアップにはつながりにくいのです。

 

――今、オリンピックやプロスポーツでメンタルの重要性が語られています。

じつをいうと、かなり昔からあった概念なんです。「心技体」とはいいますが、スポーツでは長い間「技」と「体」が大切とされてきました。それが転換したのは70年代です。ビデオカメラの進化、コンピューターの進化によって体の動きがわかるようになりました。そのとき浮かび上がったのが「それでも勝てない」という事実です。正しい動作だけでは勝てない。じゃあ、他になにが必要なのか? ――こうしてメンタリティの問題が取り沙汰されるようになりました。

 

――“メンタル”とはなにか、その実体を教えてください。

1日に1発も良い球が打てない、という人はいないと思います。つまり、良い当たりをどうやってくり返すか。そのカギになるのが“メンタル性”です。自分がどんなショットを望み、どんなをイメージ抱いたか。「心」によって「体」は反応するんです。

 

 

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こちらは、最新刊『ゴルフは「気づく」だけでスコアアップできる』(じっぴコンパクト新書)。角田先生は、今、日本で最もハイペースで著書が出版されている専門家のおひとりです。

 

 

■良いスイングは「心」から作られる

――御本に「メンタルトレーニングでスイングが良くなる」とありましたが……

まず、人間の体の特性についてお話ししましょう。ゴルフのボールは飛ばそうと思うと飛ばず、欲得のない状態で打ったときに飛ぶものですが、これは飛ばそうとすると力みが生まれ、力むと腕が曲がるからです。腕が曲がると当然、クラブヘッドが球に届かなくなる。

力を入れてなにかをしようというとき、人間の腕の筋肉は必ず曲がるようにできているんですよ。

 

――そんな不便な(汗)

「四足歩行動物」から立ち上がり、今の直立歩行の人類が誕生しましたが、四足歩行していた期間にくらべると、その歴史はうんと短い。まだ人間の体には四足歩行動物としての機能が残っています。四足歩行のときは走るときなど体に力が入ったとき、前腕を曲げ、後肢を突っ張りますよね? その名残りがあるので「力を入れて飛ばそう」とすると腕が曲がり、足が伸びてしまうんです。

プロは“腕を曲げる指令”が脳から出るそのスイッチを切ってしまえるんですよ。いつか人類がマンガに描かれる火星人くらい進化すればこの特質もなくなるかもしれないけれど、今のところはプロゴルファーになるような天性のセンスの持ち主にしかコントロールすることはできません。

以上のことから、普通のひとの場合、力を抜いたほうがより良い球が打てる、つまり腕の伸びた良いスイングになるということが理解できたと思います。

 

――考え方が変わりました! 飛ばそうと力んでも良いことは何一つないですね!!

そうです!(笑)。その構造を理解しておくことが大切です。

 

――プレー中の自分に対して、「~する」という“ポジティブ命令”を出している場合と、「~するな」という“ネガティブ命令”を出している場合があると書かれていました。ポジティブであるほうが成功するというところまでは理解できるのですが、ポジティブ命令を出すためはどうすればいいのでしょうか?

ポジティブ命令を選択していくことは、目標設定の段階からはじまります。たとえばピンまで残り150ヤード。ピンはグリーンのはじっこにあって、手前はバンカー、奥はOB……という状況があったとします。この状況でピンを狙うと、距離の面でやってはいけないことが2つ出てくる。ショートしてもだめ、オーバーしてもだめ。これが「~するな」という命令の元になるのです。

しかし、狙いをピンから外してグリーンの真ん中にするとショートしてもオーバーしてもグリーンにのる確率が高い。「それなら真ん中を狙おう」とするのがポジティブな発想です。ポジティブ命令とは、「〇〇をやる」ということを1つだけ考えること。「やること」を1つに絞ることで自然に集中できる精神状態に入れるからです。2つ以上の「ミスしてはいけない」ことを意識すると気持ちが分散して集中できなくなります。

 

――でもピンを狙わないと、ピンに寄らないのでは(涙)

「池には入れたくない。でもピンには寄せたい」という欲をかくと「〇〇をやりたいけど、××はやりたくない」というネガティブな思考につながっていきます。結果、体に余計な力が入って池へ……。

「これさえやれば、××にはならない」選択をすることが、ネガティブ命令を回避し、ポジティブ命令につなげるコツです。「欲」と「怖さ」は裏と表。欲をかけば怖さが出てきます。ゴルフだけではなく人生でもそういう選択をしないようにこころがけると、笑顔がたくさん見られるようになると思いますよ。

 

 

■「心」もコースのようにマネジメント出来る!

――「結果が自信を生むのではなく、自信が結果を呼ぶ」。角田先生の持論と受け取りました。

ひとは自分自身に対して、“どんな自分であるか”というイメージを抱いています。これを「セルフイメージ」といいます。このセルフイメージが大きければ大きいほど、出来ることが増え、反対にセルフイメージが小さいと出来るはずのことでもできなくなる。

出来っこないことに対して自信を持つのは、ただの過信です。でも出来ることをやろうとしたのに、もしかして失敗するかもしれないと思うときがあるでしょう? それはやめましょう。できると判断したことは、自信を持ってやるべきです。いちばん確かなのは自分なのですから。

ゴルフの世界、スポーツの世界では「勝ったら自信がつく」というのは嘘っぱちです。それが正しいのなら、初優勝したら何度も勝てることになる。でも実際には初優勝より2勝目をするほうが難しい! 勝ったことが自信にならない証拠です。

 

――いちばん確かなのは、自分……。さらっとおっしゃられましたが、個人的に最もなにをやらかすかわからなくて不安に感じるのは、“自分自身”なのですが。

もちろん、それだけの努力や工夫をしないとだめですよ。自分に嘘をついても、自分のほうが良く知っているので。記者さんは自分のどこが不安ですか?

 

――ゴルフの日を忘れたこともありますが、予定を忘れてしまうことでしょうか。会議をすっぽかして、上司に叱られたことも。

予定を忘れた“あなた自身”をだめだと思ってしまわず、なぜ忘れたのかを考えるといいですよ。なぜ忘れるのでしょうか?

 

――確認しなかった……から?

それなら、毎日夕方5時に、先々の予定を確認するようにしましょう。携帯のアラームが鳴るようセットして、それが聞こえたらどんな作業をしていてもいったん手を止め、スケジュール帳を確認する。これを「ルーティン」にしてしまうんです。

ゴルフも一緒です。準備が大事! ラインの確認、距離の確認。心の中の不確定要素を消したいですよね。それは、不安を消すことですから。不安がなくなればプレッシャーもかからず、良いプレーができますよ。

 

――「イメージ・ラウンド」の行いかたを教えてください。“プレー前日不眠症”のお話が面白くて!

「イメージ・ラウンド」とは、頭の中でコースを回ってみることです。ラウンドの前夜に行うのが効果的。

まず、翌日は何番ホールからスタートするのか確認します。INスタートか、それともOUTスタートか。次に天気予報を見ます。「天気は良いけど西風は強いみたいだな~」。そしたら、スタートホールの図を見ながら風がどこでどう吹くか、なんとなくイメージする。「アゲンストだな。380ヤードか。普段なら230ヤード飛ぶから残り150ヤードだけど、きょうは210ヤードで残り170ヤードってとこかな。セカンドは狙おうかな。それとも花道でいいかな」と考える。

そして「よし、OK。決まった」となったら、普段のルーティンを頭の中で行い、打ち、球がフェアウェイに止まるところまでをイメージします。立ち上がって、シャドースイングしながらでも良いと思いますよ。

 

――18ホール最後まで、イメージだけで回りきれるものですか?

ホームコースに行くときじゃないと、なかなか詳細にイメージするのが難しいけどね(笑)。たとえはじめてのコースでも、調べて想像しておくことはムダじゃない。

練習場でやってもいいですよ。頭の中でコースを思い浮かべながら、1打ずつクラブや打つ距離を変えていきましょう。

 

 

■「心」のテクニックがプレーを救う

――プロゴルファーのあいだで取り入れられるようになったという「アフターショット・ルーティン」について教えてください。

簡単に言えば、ショットを打ったあと、「反応しない」ということです。ナイスショットだったか、ミスショットだったか。それには関係なく、心の平静を保つ技術。

ショットを打ってバンカーに入ったとします。「ちっくしょう! 一番手短かったか~!!」と叫ぶ。これは最悪な例です(笑)

 

――具体的にはどんなことをするんですか?

なにもしません。「打つ、打球を見る、転がったボールがどこへ止まったか確認する」……これで終わり。もうそのショットのことは考えない。「次」、ということでもなく「終わり」ということです。そして次のショットまでには1回、気を抜きます。次のショットのことはボールの手前、20~30ヤードからまた考え始めるべきです。

去年優勝した宮里優作プロもこれを実施しました。彼はアメリカ流に「ポスト・ショット・ルーティン」という風に表現しましたが。

 

――ルーティンというからには、いろいろすることがあるのかと!

ルーティンは“決まりごと”という意味ですから(笑)。

ミスを忘れるのは難しいことです。特に自分が可愛いと忘れられないですよね……。あんなにがんばったのに、と。でもまた次のホールもあるし、次のラウンドもある。今年のゴルフがだめなら、来年のゴルフがあるわけですよ。

プロゴルファーで難しいのは、そういう風に考えられなくなっていくことですね。年齢とともにあと何年できるか、という問題がでて来ますから。それでも目の前の1打に集中すべきなんですよ。極端にいえば、「あと何年プレーできる」と自分で考えているより早く、ゴルフをする場所が使えなくなってしまうことだってありえるんです。プロツアーも同じで、良い試合を見せなければ、ゴルフファンは離れていってしまうかもしれない。極端な例ですが、それだけ目の前の1打が大事だということです。

 

――“飛ばせる言葉”を持とうと書かれていましたが、最高のおまじないのように感じました。ぜひ、最高に飛ばせる言葉を教えてください。

レベルによって違いますが、あなたはいつもどう思って飛ばしていますか?

 

――「カキーンッ!」です。

あはは。良い、良い(笑)。そういうのがいちばん良いんですよ。反対に「強く打とう」とか、「手を早く振ろう」とか、力み系の言葉はだめ。

GALAPAメンバーのみなさんには、どういう言葉をイメージしたときに飛ぶかを練習時に試してみて欲しいですね。「シュッ」がいいのか、ゆっくりとした「1.2.3.4」がいいのか。それは人によって異なるし、使うクラブによっても違ってくる。また、ぼくが見つけた法則に、「1つ見つけても、ずっとその言葉がいいとは限らない」というのもあります。効力がなくなったら、また別の言葉を探しましょう。

 

――最後に、次につながる「反省会」のやりかたを教えてください。

必ず、良いことと悪いことの両方を思い出すことです。反省会では大体、悪かったことばっかり思い出すものですが、たくさん叩いた日も良かった点はあるはずです。そちらもしっかり思い出すこと。そうすればセルフイメージが小さくならなくてすみますよ。

人生もゴルフもおなじ。「ツイてない」っていう場面はどうしてもあるけど、結果が出ない人ほどツイてなかったことばかり話すものです。その言葉を自分自身で聞いたら「そこに打ったのはぼくじゃないか!」と突っ込みたくなるでしょう(笑)。

反対に良かったことは「まぐれ」ではありません。ちゃんと自分を褒めてあげましょう。

 

 

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◎本日はここまで。角田陽一先生、有意義な講義をありがとうございました!

 

柔和な笑顔の角田先生ですが、コーチングをされているプロゴルファーや研修生の例を出されるときは厳しいお顔に変わり、ドキッとさせられました。GALAPAでは初めて学術的な背景のゴルフ関係者にインタビューいたしましたが、「心」「心理」という勝負の世界で、プロとして戦っていらっしゃるのだと感じました。

 

 

 

◎お知らせ

ISLAND GOLF CULB GALAPAイベント

「平野義裕プロ×松井丈プロ 痛快ゴルフ学」

日時 4月11日(金)19:30~21:00

会場 ジャパンライフデザインシステムズ  ミーティングルーム

参加費 1,000円(豪華お土産あり!)

 

 お問い合わせ&お申し込みは下記まで♪

 TEL 03-5457-3048 (担当:もり)

galapa@jlds.co.jp

 
※メールでお申し込みの際は、①お名前②お電話番号を記載してください。お問い合わせだけでもお気軽にどうぞ♪

内容についてもっと詳しく知りたい方は以下のページでご覧ください。

http://www.jlds.co.jp/galapa/2014/04/island-gol-1.html




2014年4月 1日 15:11

ISLAND GOLF CLUB GALAPAメンバーのみなさま、こんにちは。

4月になりましたね。

私事ですが、記者は本日より社内での所属部署が変わり、今、デスクの引越しをしたところです。こんなに “新学期”という感じのする新鮮な4月1日も人生ひさしぶりでございます(笑)

みなさまは今日をいかがお過ごしですか?

 

本日は重要なお知らせがあります。

そんな記者の事情により、ISLAND GOLF CLUB GALAPAをしばらくお休みすることになりました。

これまでご愛顧くださったみなさまには、心からお詫び&御礼申し上げます。

 

また、これが最後の更新ではなく、近日中某有名メンタルゴルフコーチのインタビューを配信する予定です。

なかなか良い取材ができたと思いますので、ぜひ読んでくださいね♪

 

それから、“休部”イベントを行います。講師はGALAPAに最も多く登場した平野先生&松井先生!

お近くの方は、ぜひぜひいらしてください。メンバーのみなさまへの感謝を込めたイベントです。

どうかよろしくお願い申し上げます。

 

*ISLAND GOLF CLUB GALAPA拝*

 

 

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◎イベント詳細

「平野義裕プロ×松井丈プロ 痛快ゴルフ学」

日時 4月11日(金)19:30~21:00

会場 ジャパンライフデザインシステムズ  ミーティングルーム

参加費 1,000円(豪華お土産あり!)

 

お問い合わせ&お申し込みは下記まで♪

 TEL 03-5457-3048 (担当:もり)

galapa@jlds.co.jp


※メールでお申し込みの際は、①お名前②お電話番号を記載してください。お問い合わせだけでもお気軽にどうぞ♪


2014年3月20日 15:14

ISLAND GOLF CLUB GALAPAメンバーのみなさま、こんにちは。本日も【麻布十番ストレッチ&ゴルフスタジオ】から、常住充隆プロのインタビューをお届けします。いよいよ完結編でございます。

ちなみにこちらのスタジオですが、麻布十番駅のほとんど真上にあるような最高の立地にもかかわらず、5つある打席の11つが広いっ! となりで誰かが打っていても、思いっきり手脚を伸ばしてストレッチを行うことが可能です。

せっかくなので今日は、常住先生にポイントポイントでストレッチを実演してもらいながら、質問の続きを進めて行きましょう。午後ラウンドからスタートです!

 

 


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常住充隆 Mitsutaka Tsunesumi

1972年10月13日生まれ。千葉県出身。プロゴルファーとして活躍すると同時に、整体師、スポーツトレーナーとしての顔も持つ。【麻布十番ストレッチ&ゴルフスタジオ】で個人レッスンを行うほか、【エーススポーツプラザ市川】【ユーカリゴルフプラザ(千葉県佐倉市)】ではスクールも主宰。DVD『ゴルファーDNA別 本当に飛ばせるクラブ選び』『常住充隆 アーリーリリース撲滅プログラム』発売中。183センチ、80キロ。

 


 

■午後も、先生の体力の秘密は××

――午後ラウンドも体力を保つ方法を教えてください。

アミノバイタルです。べつに回し者じゃないんだけどね、ほんとに違うので。

それはともかくとして(笑)、体力を保つポイントは歩きかたです。大股で、一定のリズムを保つこと。①かかと②土踏まず③つま先という順番で地面に足をつけること。ちょこまかとつま先で走っている人は、走ったり歩いたり止まったりと効率が悪く、疲れやすいものです。

 

――午後も集中力が切れない方法を教えてください。

プレショットルーティンを、すべてのクラブで行います。ドライバー、セカンド、アプローチ、パター。後ろから見て~構えて~素振り。このときも常に一定のリズムで行うことが重要です。

 

 

■プレー終了後は体メンテナンスを

――プレー後、絶対やるべき体へのメンテナンスは?

おふろでのストレッチですね。とくに股関節まわりはやっておくべきです。腰骨から5センチくらいのところにある大腿筋膜張筋をほぐしておくと、かなり早く疲れが取れます。目印は、女の子座りをしたときに凹んでいるところ。

 

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先生の指が示しているのが、大腿筋膜張筋。腰痛の人がここを押すと相当痛いとか。

 


――今日のゴルフを振り返ってやっておくことはありますか?

スコアカードにフェアウェイキープ率とか、パット数とか、なにに失敗したかっていうのを書きましょう。

これはゴルフサイト「Gコンシェル」のイベントで作った特製のチェックリストです。「フェアウェイキープ」の欄は、球がどっちに行ったか、右か左かフェアウェイかを書きます。2打目がダフッたとかトップしたとかグリーンに乗ったとか……そういうことも書いておきましょう(常住プロへ、それはどこにでしょうか??)。

つまりミスのポイントを記載するということで、次につなげることが目的です。ぼくのラウンドレッスンでは必ずスコアカードを内容まで付けてもらって、最後にそれを見ながら話をします。

 

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うわさのチェックリスト付きの小冊子がこちら。

 

 

■ゴルフライフ全般に対するアドバイス

――練習してもスコアアップせず、スコアが頭打ちだと思ったときはどうすればよいですか?

麻布十番か、ユーカリが丘か、市川に来てください(笑)。その人に合った方法でスコアアップさせます。

 

――歳を取り、飛距離やスコアが落ちてきた場合はどうすればよいですか?

体のメンテナンスから見直したほうがいいですね。ぼくがレッスンをしている練習場のなかでは、千葉県佐倉市のユーカリゴルフプラザが最も年齢層が高いのですが、そこではレッスンの最初に打席にピラティスマットをひいてストレッチを行っています。

年配のかたには、スイングをいじられることを嫌うかたが多いです。当然ですよね、長くやってきたわけですから。ぼくはそういうかたのスイングを無理に変えたりしません。可動域を広げ、

体の使い方を変えることでスコアを保てるように持っていきます。

 

――ゴルフで健康になることはできますか?

もちろんです。カートに乗らずに歩きましょう。ぼくの興味も今そこにあり、ダンススタジオの先生と共同で、ゴルフ場での歩き方(姿勢)を変えることで健康やスコアアップにつなげる教材を企画しています。

 

 

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こちらは先生のDVDです。好評発売中!

 


――インストラクター探しのポイントを教えてください。

体の特性を見抜いてくれるインストラクターを探すべきです。たとえば、体が硬い人に「もっと肩を回して!」とか、無理な要求をするのは間違いです。今の時代に、すべての生徒対して昔ながらの「頭残せ」「ボールを見ろ」という指導をしているインストラクターは最悪です……って書いておいてください(笑)

 

――最後に、先生から読者のみなさんへメッセージをお願いします。

ゴルフはジュニアからシニア、シルバーまで息の長いスポーツです。こういうスポーツは健康であるからこそできるんです。しっかり体をメンテナンスしながら続けましょう。腰痛で苦しんでいるゴルファーは多いですが、じつは多くの場合、地道にストレッチをすることで治せます。仰向けになって自転車を漕ぐ――、これは腰痛に効く腸腰筋のストレッチです。ぜひ試してみてください。

 

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●常住先生、最後までサービス精神いっぱいのお答えをありがとうございました

 

 

≪取材協力≫

麻布十番ストレッチ&ゴルフスタジオ

http://www.stretchandgolf.jp/

03-5545-5191

 

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こちらの練習場での常住充隆プロのレッスンは、月曜日と火曜日です。詳細はお問い合わせください。

 

 

お知らせ:GALAPAイベント開催

いつまでも健康でゴルフを楽しみたい人へ――ISLAND GOLF CLUB GALAPAでは4月11日(金)19:30~、ゴルフセミナーを開催します。

講師はクラブフィッターとしても活躍する平野義裕プロ、日本プロゴルフ協会代議員・松井丈プロ。参加者のみなさまのゴルフの悩みに懇切丁寧にお答えします。

会場は渋谷の弊社会議室です。“座学”という、学生時代の部活のような懐かしい場を作り、ゴルフ好きのみなさまと交流したいと思っております。参加費は1,000円! ぜひご参加ください。

 

お問い合わせ&お申し込みは以下まで♪

 galapa@jlds.co.jp

 03-5457-3048 (担当:もり)




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