2012.1.31更新

第3回イタリアの絵本と子どもの本展

『絵本のなかのイタリア』

2月3日(金)から始まります!

 

 絵本のなかのイタリアパンフ☆.jpg

 

 

第3回「イタリアの絵本と子どもの本」展が東京・九段の
イタリア文化会館で開催されます。
今回の展示会の切り口は『絵本のなかのイタリア』。
近刊を中心に250冊ほどのイタリアの絵本を、
街、歴史、アート、食べ物、家族など12のセクションに分類。
その1冊1冊を重ね合わせていくと、イタリアというひとつの国が
みえてくる構成になっています。
企画監修および絵本のセレクションをしているAndersen社は、
イタリアで児童書専門の月刊誌を刊行している出版社。
毎年イタリアの子どもの本を対象にした賞(Andersen賞)でも
有名です。

先週、絵本のチカラプロジェクトでは
イタリア文化会館図書室 豊田雅子様のご厚意により
ひと足早く展示絵本を拝見できる
機会をいただけました。
本国から到着したての絵本はどれもこれも
イタリアの高い美意識とセンスが感じられるものばかり!

ダンボールから出したてのホヤホヤをセクションごとに撮影させて
いただきました。
絵本は12のセクションに分類されています。

1)I DIRITTI E IL RISCATTO
  生きる権利と社会的救済  
2)A TAVOLA
   多彩な食卓  
3)UN PAESE IN RIVA AL MARE
   海にかこまれた国  
4)LA CAMPAGNA, TRA NATURA E CULTURA
   田園、自然と文化の共生  
5)LE FIABE, I CANTASTORIE E IL
CARNEVALE
   昔話、かたりべ、カーニバル  
6)I TESORI DELL’ARTE
   美術作品にかこまれて  

7)TURISMO A MISURA DI BAMBINO
   子ども向けガイドブック  
8)IN FAMIGLIA
   さまざまな家族のかたち   
9)IL PAESE DEL BEL CANTO
   オペラの国  
10)QUATTRO PASSI NELLA STORIA
     歴史散歩  
11)LE STRADE DELLA CITTA’
     街をあるく
12)SCUOLA, CASA E TEMPO LIBERO
     学校、家、自由時間  

 

1)生きる権利と社会的救済 

イタリア文化会館-002★.jpg子ども向けの絵本ですが、
「権利と救済」といったテーマが
きちんと描かれていることに驚かされます。

 

 2)多彩な食卓

イタリア文化会館-006★.jpgのサムネール画像

 食の王国イタリアには
食べ物に関する絵本がたくさんあります。
子どもの食育がさかんな証拠。
絵本を開くとおいしそうな香りが漂ってきそう

 イタリア文化会館-008★.jpg

その中でとくに目をひかれたのがこの本。
スイスへ移住したイタリア人家族が
そこでもイタリアの味を大切にしている物語。
大人っぽいカッコイイ絵が素敵!

 
3)海にかこまれた国

イタリア文化会館-012★.jpg

この「海にかこまれた国」のセクションは
次の「田園、自然と文化の共生」のセクションと
まとめて展示されることになるようです。
イタリアの海辺の町と田園地帯。
そこに暮らす普通のひとたちの物語に
とても興味をひかれます。

イタリア文化会館-014★.jpg

「海にかこまれた国」でいちばん素敵だった絵本がこれ。
浜辺に漂着したと思われるビンが描かれていて
光をたっぷり含んだ淡い色彩に
なんともいえない情感が漂います。
 

4)田園、自然と文化の共生 

イタリア文化会館-018★.jpg

 イタリアの「田園」地帯に関連する絵本を
集めたセクションです。
 

イタリア文化会館-019☆.jpg

今イタリアでもっとも注目されている作家、
インノチェンティは
2年ほど前にAndersen賞を
受賞した作家です。この『100年の家』では
田園地帯にある1軒の家の100年の歴史を
驚くほどの細密さと雄大なスケール感で描いています。
彼の作品は板橋美術館で特別展示されたこともあるそうです。
 
 

5)昔話、かたりべ、カーニバル  

イタリア文化会館-023★.jpg

 ここは昔話、伝説、カーニバルなどの絵本を集めた
セクションです。仮面をかぶった即興劇などもあります。

 

6)美術作品にかこまれて   
 イタリア文化会館-024★.jpg イタリア文化会館-025★.jpg

 さすがイタリアはアートの国。
このセクションの写真は1枚におさめられませんでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵本もありました!

 イタリア文化会館-028★.jpg  イタリア文化会館-029★.jpg 

これは泥棒がお屋敷の左の窓からしのびこみ
ページごとに見開きでさまざまな部屋を通って
最後は右側の窓から退散していくストーリーの絵本。
各部屋には家具や置物の銘品が
次々と現れて、サイレントノベルながらぐいぐい
引き込まれてしまう見事な構成です!

 

   

7)子ども向けガイドブック
 イタリア文化会館-030★.jpg

 イタリアの子ども向けの旅行ガイドの絵本群。
おとなでも持ち歩きたくなるほど素敵なデザインばかり。

  
8)さまざまな家族のかたち

イタリア文化会館-033★.jpg

イタリアのさまざまな家族の姿が描かれた絵本群。


イタリア文化会館-039★.jpgロボットが家事掃除なんでもこなして
大活躍の絵本もありました!


9)オペラの国

イタリア文化会館-044★.jpg

イタリアの文化のひとつである
オペラにちなんだ絵本のセクションです。
スカラ座の絵本やオペラの題材の絵本、
右上のトゥーランドットの絵本は布製カバーの豪華版。



10)歴史散歩


イタリア文化会館-046jp★.jpg

イタリアに関係するさまざまな歴史を描いた絵本群。


イタリア文化会館-056☆.jpg

王制から共和制に変わったことで、どう暮らしが変わったかを
子どもの目線で描いた絵本もありました。
象徴的な「爆弾からキャンディーへ」の絵柄が素敵です。
子ども向けの絵本にこのデザイン、色のセンス!

 

 11)街をあるく 

イタリア文化会館-060★.jpg

子どもの目から見た街歩きの楽しさを描いた絵本群。
下段左から3冊目はブルーノ・ムナーリ作『きりのなかのサーカス』。
実はこの日本語版を出版したフレーベル館に
ムナーリの1945シリーズについて
取材した直後だったので、とても嬉しくなりました。
ムナーリについては近日、ブログアップします!

 

12)学校、家、自由時間 

イタリア文化会館-063★.jpg

イタリア文化会館-064★.jpg

イタリア文化会館-065★.jpg

 最後のセクションは、子どもにとっていちばん楽しい場面、
「学校、家、自由時間」。絵本の数もいちばん多く
写真も3枚になってしまいました。


イタリア文化会館-066★.jpg

そしてここにもありました! 
インノチェンティが描いた『ピノキオ』の絵本!
とにかく繊細でリアルなタッチの絵には
驚きとともに引き付けられます。
   
 

イタリア文化会館-069★.jpg

絵本のチカラブログでおなじみ、フィリップ・ジョルダーノさんの
絵本もセレクトされてました!
ふうろうの顔立ちがどことなく
『かぐや姫』に登場した動物たちを彷彿とさせます。

 

以上、駆け足でのご紹介ですみません!
ぜひ直接手にとって、素晴らしい絵本の数々を
じっくり堪能してみてください。
 

会期中は、(株)アート絵本といたばしボローニャ子ども絵本館の協力で
「Dear JAPAN ~世界の絵本画家からの希望のメッセージ」と題する
企画展示が同時開催されます。
こちらでは、世界の絵本作家から東日本大震災に見舞われた日本に贈られた
イラストをあたたかいメッセージ付きで展示するそうです。

販売コーナーではイタリア書房と紀伊國屋書店からの委託により
イタリア語の絵本の販売もあります。また、「Dear JAPAN」のポストカードの
チャリティ販売も行われるとのこと。

イタリア文化会館の素敵な建物ホールで
絵本を通してイタリアとアートを満喫してみてください!(ミヤタ)
 

イタリア文化会館-077★.jpg

赤い外壁がとってもオシャレ!
イタリア文化会館は靖国神社の近くにあります。
第3回「イタリアの絵本と子どもの本」展
『絵本のなかのイタリア』
日程:2012年2月3日(金)~2月16日(木)※日曜休館
時間:11:00~18:00
入場料:無料
場所:イタリア文化会館 エキジビションホール
   東京都千代田区九段南2-1-30
主催:イタリア文化会館 展覧会企画監修:雑誌Andersen
問合せ先:Tel.03-3264-6011(内戦23)
http://www.iictokyo.esteri.it 

 

 

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