2010年7月29日
モダンアートの泉。

出張が多いので、ホテルに泊まる機会が多い。
これは大阪の全日空ホテルのバスルームである。
何の変哲もないただの洋式のバスルームであるが、
これをアートと見ると、風景が一変してくる。
モダンアートとは見る人の見方と意識であり、
意味を見ているのだといってもいい。
直線と曲線が無防備に交差しているだけだが、
これをキャンバスと見ると、
たちまちひとつのモダンアートが浮かび上がってくる。
マルセル・デュシャンは、便器に「泉」と名づけて展覧会に出品した。
賛否両論を巻き起こしたらしいが、
今では20世紀の最高のモダンアートとして評価が定着している。
モダンアートの泉は、あらゆるところに湧き出している。
何を見てもモダンアートの源泉という意識で見、
そこにアートを構築できれば、
たちまちあなたもモダンアーティストである。