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谷口正和 プロフィール

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2009年1月21日

唐長11代目をお訪ねした。

 

 

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「唐長」は、現在京都で唯一「からかみ」を作る専門店である。

唐紙はご存じの通り、

唐(中国)より日本に伝わってきた美術紙の総称であるが、

長い間日本文化の中で揉まれて、独自の美に昇華した。

文様を彫った板木に雲母や具を載せて、

一枚一枚丁寧に刷り上げる。

日本家屋の中で襖や障子のアート、インテリアとなった。

唐長には、江戸時代から受け継がれた

板木が600枚以上残されているという。

 

唐長11代目の千田堅吉氏のプロフィールは以下の通りである。

1942年  京都市に生まれる。
1965年  京都工芸繊維大学卒。
1970年 唐長十一代目を継承。
1978~82年1月までの桂離宮の昭和大修理では、襖、壁の桐紋唐紙制作責任者として従事し、版木起こしにはじまる全工程をつぶさに経験。
1994年 日本伝統文化振興賞受賞。
1999年 国選定保存技術者に認定される。

 

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まさに現代と伝統が呼吸し合って

今存在する日本のアート「からかみ」。

時代の革新を常に取り入れつつ、基本はくずれない。

本当の伝統とは、そのようなものだろう。

 

唐長の唐紙は、11代目の著書

『唐長の「京からかみ」文様』(紫紅社文庫)で見ることができる。

11代目にお会いして、

伝統の懐深さと生命力を改めて認識させられた。

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