心を癒し、人との絆を強め、世界とつながる絵本の素晴らしさを語りましょう

2012.2.9更新

吉祥寺トムズボックス

2月のギャラリーは

宇野亜喜良展　『古い手紙』

『宇野亜喜良展　古い手紙』
開催期間/2012年2月1日（水）～29日（水）
開催時間/11:00～20:00 最終日は18:00まで
定休日/木曜
場所/トムズボックス
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-7
ＴＥＬ＆ＦＡＸ　0422-23-0868
http://www.tomsbox.co.jp/

 「トムズボックス」から届いた2月のDMは
『宇野亜喜良展　古い手紙』です。

副題に
「Retororic」という文字が付いています。
案内状の文面によると、どうやら「レトロ」と「レトリック」を
掛けた展示会のもよう。

「大正や昭和のアンティックな懐かしさと、
現代でもあるような共有感覚を楽しんでいただけると嬉しいです」
と宇野さんのメッセージが印刷されています。

宇野さんの描く女の人は
いつもどこかもの哀しく、せつなさが漂います。
それは今の私たちが持ち合わせない、あるいは気づいていない
美の側面なのかとも思います。

ちょうど昨年の3.11東日本大震災の後、
ＮＨＫをつけっぱなしにしていることが多かったのですが
あの頃の「みんなのうた」では
宇野亜喜良さん制作の人形、イラストレーション、アニメーションが
静かにハッとさせる映像となって、宇野亜喜良ワールド全開でした！

ヤドランカが唄う「誰かがサズを弾いていた」の
もの哀しく、一度聴いたら忘れられない歌。旋律。
そして震災直後のざわざわとした不安な気持ちを
なだめすかし、あきらめさせるかのような、
あの不思議な人形たちのアニメーション。
初めて目にするのに、忘れていた懐かしいものに再開したような、
なんとも言えない気分だったことを思い出しました。

あの不思議な世界観がもう一度、
今度は直に見られるわけです。

絶対に行かなきゃ！（ミヤタ）

2012.2.3 更新


イタリア文化会館

『絵本のなかのイタリア』

行ってきました！！

本日、第３回「イタリアの絵本と子どもの本」展の初日に
行ってきましたので、早速ご報告します！
なお、行ってみて判明したのですが
この展示会、大阪と横浜でも開催されるようです。
（お近くの方、よかったですね！）

☆大阪展（アサコムホール）　5月7日（月）～5月17日（木）
☆横浜展（象の鼻テラス）　5月22日（火）～6月1日（金）

イタリア文化会館1Ｆエキビジションホール。
天井が高く、明るくゆったりした空間で
絵本をじっくり楽しめます。

前回のブログでは、イタリア文化会館の図書室で
届いたばかりの250冊の絵本を撮影させていただいたご報告を
しましたが、いよいよ今日から展示会スタートです！
1冊1冊絵本を手にとることができるばかりか、撮影もOK。
その寛大さに感激したのはいうまでもありません。

「多彩な食卓」と「さまざまな家族のかたち」の２つのセクションは
同じテーブルに展示されていました。

こちらは「海にかこまれた国」「田園、自然と文化の共生」の
２つのセクションのテーブル。
写真中央に立てかけられている絵本は
前回のブログでご紹介したインノチェンティ作『100年の家』です。

「Dear JAPAN　」と題されるイラストが
壁にずらりと展示されています。
東日本大震災に見舞われた日本に贈られた、
日本人を含む世界中の絵本作家が描いた絵は
あたたかいメッセージ付きで気持ちがほっこりします。
 

今回お気に入りの絵本がたくさん見つかりました
そのひとつ、『Una Topolino alle Mille Miglia』
（邦訳：トポリーノでミッレミリア）
「1950年代に行われていた伝説的な自動車レース、ミッレミリアに
夢中になった男の子二人が、お父さんの初代フィアット500、
通称＜トポリーノ＞でレースに出場する。」との解説文。
1冊ごと解説文のポップカードが置かれているので
イタリア語が読めなくてもあらすじが分かって助かります。

  50年代の街の様子、ファッションも美しく描かれていて
ヴィンテージ好きイタリア好きには、たまらない絵本です！ 

会場内の販売コーナーでは
イタリア書房と紀伊國屋書店からの委託で
イタリア語の絵本と
「Dear JAPAN」ポストカードおよび卓上カレンダーの
販売もありました。

おみやげに「Dear JAPAN」のポストカード12枚セットと
卓上カレンダーを購入！
帰社後、会社のデスクにカレンダーを飾ったら、
気づいた人に「このカレンダー、素敵！」と言ってもらえて
大満足のワタシでした！

第3回「イタリアの絵本と子どもの本」展
『絵本のなかのイタリア』は2月16日（木）まで。
（時間：11:00～18：00　入場料：無料）
都心に出かけられる機会がある方はぜひ九段まで
足をのばしてみてください！
なお日曜休館なので気をつけてくださいね。（ミヤタ）

イタリア文化会館　エキジビションホール
東京都千代田区九段南2-1-30
主催：イタリア文化会館　展覧会企画監修：雑誌Andersen
問合せ先：Tel.03-3264-6011（内戦23）
http://www.iictokyo.esteri.it