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谷口正和 プロフィール

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2009年6月 2日

ライフスタイルツーリストのお土産

 


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旅が文化移動の最大の活性軸になった。

人は暮らすように旅し、旅するように暮らす。

そのような時代、大きな産業カテゴリーになると

予測されるものが「お土産」である。

そのお土産の中で、最小単位でありながら、

旅の濃密な記憶を込められるもの、

それは「絵葉書」ではないだろうか。

絵葉書はもっと注目され、再編集されていいものである。

各観光地には必ず絵葉書があるが、すでに陳腐化し、

その土地の遊山シンボルにはなっていても、

文化シンボルになりえていない。

もっと世界目線から、また文化目線から創造されていいだろう。

 


企業のコーポレートカードとして絵葉書を活用することも考えられる。

通常ビジネスにおいては名刺を交換することは当たり前であるが、

「当社はこんな文化を担っています」という意味で、

「絵葉書交換」などが行われれば面白いだろう。

絵葉書は言語差、文化差を越える「絵言葉」なのだから。

 

 

 

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