CAN Healthy Design Club

2012年10月22日 13:25

~管理栄養士・野菜ソムリエ 岸村康代先生~

kisimoto-ajpg

 

生きる基本であり、美味しく、楽しい時間を提供してくれる“食”。

しかし、乱れた食生活や、体に合わないダイエットを行うことで、

体に悪影響を及ぼしてしまうのも事実です。

今回ご登場の岸村康代先生は、食で体が変えられることを自ら経験し、

管理栄養士という食のプロになられました。

食の世界をライフワークとし、その活動の原動力となる

健康づくり、そして、さらに夢のお話までを伺いました。


ダイエットや生活習慣病、メタボリックシンドロームなどの予防をするために、

体質改善をしたいという人はたくさんいらっしゃると思いますが、

正直「どこをどう改善すればよいのか?」と

お悩みの方も多いのではないでしょうか。

それに必要なのはまず「食生活」を見直すこと。

きちんと食べることが、体質改善につながり、

健康で長生きできる体をつくり、メンタル面でも変化が現れてきます。


以前、ダイエットのカウンセリングをしたクライアントさんもそうでした。

何百万円もの大金を使ったり、がんばったのにも関わらずリバウンドの日々。

全然思うような体質にならなくて自信をなくし、

暗いお顔をされていたのですが、食事を変えることでダイエットに成功。

体型も変わり、表情も一気に明るくなり、

「人生が変わった」と言ってくださったのです。


私からの指導は、まず「きちんと食べる」ということを伝えます。

本にも書かせてもらいましたが、決して難しいことではありません。

ダイエットの敵となる余分な脂質や糖質を効率よく燃やし、

体が健全に機能する栄養素を補えばいいのです。


色の濃い野菜、たんぱく質、果物を、なるべく出来合いのものではない、

自然な形で効率よく摂るようにして、栄養素のバランスを考える。

でも、忙しい時は無理せずに、コンビニでも、野菜の入ったサイドイッチを選び、

トマトジュースや豆乳を一緒に摂るといったバランスを考えれば大丈夫です。

ストレスがかかるときは、栄養素も消耗されやすくなるので、補給が大切。

私も2時間の講演を行う前には、必ず豆乳を飲むなどして栄養補給をしています。

 

 

kisimoto-bjpg

 

 

現代はダイエットなどに関する情報が氾濫していて、

どれを信じていいのか迷うことも少なくありませんが、

まず、自分を知ることから始めましょう。

私のカウンセリングも、現状を知るために体組成を計り、

今の食生活のヒアリングをし、今後の方針を立てるといった流れを取っています。

毎日の食事とその時の気分を書き出し、

何が必要なのかを理解しなければ、何も始まりません。

家計簿も一緒ですよね?

収入と支出を書き出すことによって、お金を貯める方法がわかります。

自分を理解した上で、信頼できる栄養士さんやお医者さん、

本などを参考にして実践してみると効果が出てくるでしょう。


ダメダメな自分がいたからこそ、今の自分がある


今でこそ、ダイエットのカウンセリングや生活指導を行っていますが、

実は、13歳の頃からいろいろなダイエットの失敗で苦労をし、

24歳で働き過ぎて倒れるといった過去がありました。


子供の頃から、食べることが大好きで、

食に関する興味が人一倍あったと思います。

だからなのか、13歳の頃に、リンゴダイエットにはまってしまい、

リバウンドを繰り返す日々。食欲の調整も効かなくなり、とても苦しみました。こういった経験と、もともとの食に関する興味からか、

高校生の頃には学会に参加して独学で勉強をするまでに。

しかし、栄養学の進歩もあって、先生によっていろんな認識の違いがあり、

何を信じればいいのかの分からない疑問は高校生の頃から感じていました。

そして、食に関することを将来にも生かしたいと考え、

さらに、スポーツ栄養学にも興味があったので、食物科の大学に進学。

あと、当時、イチロー選手の大ファンで、もし、自分が奥さんになったら、

栄養の勉強をしておいた方がいいかも……なんて考えもあったりして(笑)。


大学卒業後は、食品開発の会社に入ったのですが、

ここでの過酷な労働が体に響き、24歳で過労死寸前の状態で倒れて

救急車で運ばれる事態を招いてしまいました。

何をやっても体調は戻らず、体温調整が出来ず、夏でもコートを着てたほど。


ここから、一旦、食の世界を離れ、知り合いの紹介でDHCでの

カラー開発課の立ち上げに参加し、充実した日々を過ごしていました。

しかし、食への思いが何年経っても断ち切れない自分がいて、

いろいろな回り道をしながら、今に至ります。


この断ち切れない思いは、13歳と24歳で起きた

2つのターニングポイントが影響しているかもしれません。

昔は、意志が弱く、ぐうたらで、面倒くさがりで、自分を責めてばかりでした。

そして、体がひどくなってから改善することの大変さも経験しました。

だからこそ、食事で体を治すことができることを

たくさんの人に知ってもらい、困っている人々の役に立ちたい思いが

強くなったのかもしれません。

こういった遠回りをしたおかげで、いろいろな引き出しを持てて、

アドバイスが出来るようになりました。

苦しみを共有できることもあって、みなさん、

うれしそうに自分の悩みを吐き出してくれます。

自分がダメダメだったからこそ、今の自分があるので、

こんな自分もいいのかなと、ようやく思えるようになりました。

 

kisimoto-cjpg

 


夢は“食のお医者さん”になること


これからの夢はたくさんあります。

いろいろな世代の人に体質改善を広めていくことだけでなく、

「ダイエット駆け込み寺」のような場所も作ってみたい。

体調が悪くなりお医者さんに行くと、病名を告げられ、薬を処方されますよね。

でも、細やかな食のカウンセリングを行うことができていません。

薬だけを頼らず、食からのアプローチを伝えていく

「食のお医者さん」になることが、管理栄養士である私の役目だと思うのです。

野菜ソムリエの資格も、体にとてもいい野菜を

もっと掘り下げて勉強したいという思いから、取得しました。

野菜にはおいしさもあり、体にもいい、

たくさん取り過ぎても過剰摂取にはならないという、

食生活の改善を行う上で、なくてはならない存在です。

しかも、野菜ソムリエは「伝えること」も主題に置いているので、

プレゼンテーションや楽しさを伝えることも学びます。

私ならではのツールや言い回しで、たくさんの人に理解してもらうためにも、

好奇心旺盛に、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。


ある人の言葉で、「幸せとは、夢を追い続けること」

「誰かを幸せにすることは、その人の夢を応援すること」とありました。

人は夢やワクワクした気持ちを持っていると、

幸せな気持ちが倍増するような気がするので、

その年齢で楽しめることを諦めないで続けていきたい。

年齢って、「あの時若かったな」と思うと、辛くなる気がします。

「100歳に比べたら、60歳なんて、まだまだ」

「60歳に比べたら、40歳なんて、まだまだ」

過去ではなく、今の幸せ、今できることを大切にしていけたら、嬉しいですね。

 

kisimoto-d.jpg

 


 

lin_029.jpg

仕事が忙しい時は、なかなか睡眠もとれず、ゆっくりした時間を過ごせない

こともあります。しかし、どんなに時間が取れなくても、

毎日欠かさず行っていることは、湯船に入ること。

huro.jpg

 

遅く帰った時、5分間だけでも、湯船にお湯を溜めて、

アロマを入れたりして浸かるようにしています。

確実に、睡眠に入りやすくなり、眠りの質も変わってきます





 

kisimoto-e.jpg

Profile

 きしむら・やすよ 野菜ソムリエ、管理栄養士。“目的に合わせて効果的に栄養を摂る”というパワーフードスタイルを提唱。ビューティーフードトレーナーとしてカウンセリングを行うほか、商品開発、講師、テレビ・雑誌などで活躍。クリエイティブエイジング・ネットワークの姉妹ブランドの健康情報誌『self doctor』では、「旬の王様野菜&お姫様野菜で健康ごはん」を連載中。著書『食べちゃダメなものはない!ダイエット』(メディアファクトリー)では無理なく効果を上げるダイエットを提唱。『日本野菜ソムリエ協会の人が本当に食べている美人食』(祥伝社)ではレシピ監修を行っている。

 

 

【日本野菜ソムリエ協会】

「ビューティーフードプログラム」

http://beauty-food.jp

岸村康代オフィシャルホームページ

http://power-food.jp/ 

 

 

 

 

 


LIFE DESIGN CLUB ライフデザインクラブ一覧