eof; } ?> eof; } ?> 「自立への勇気ある努力行動が大切です」</br>日野原先生が抗加齢医学会総会で特別講演:CAN Healthy Design Club

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2012年6月27日 13:13

 

「老人をポンコツ化させないことが本当の文明である。これを世界にどう伝えていくか、において抗加齢医学の行動が大切になる。個人的には、希望と祈り、命の価値、命の愛をきちんと認識したうえで、自立への勇気ある努力行動(courageous action)をとることが重要。つまり、生活習慣の改善を始めたらそれを続けることが求められる」
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今年10月で101歳を迎える現役医師・日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)がこのほど、横浜で開催された第12回加齢医学会総会の特別講演に登壇、自身の健康法や抗加齢医学についての考え方などを語った。座長は日本医学会会長の高久史磨氏が務めた。会場は満席で立ち見を含めて1500人ほどの医療関係者が説得力ある話に熱心に聞き入った。 

講演は、「黄帝内径」や「養生訓」に始まり、「成功加齢研究(successful aging)」、テロメアなどの現代理論、それに独自の呼吸理論なども織り交ぜながら歴史的、生物学的な分析を軸にする一方で、「老化」と「老い」の認識の差異などにもふれた人間学的考察にも相当の時間が割かれた。 

「老化は、生物としては避けられない衰退現象であり、生物学的な概念であるが、『老い』は人間学的な概念である。命の担い手である人間一人一人がこれをどう受け止め、どうこれに対処しようとするかの心の問題、または生き方の問題として考えるべきである」(哲学者・倫理学者 松村克己) 
「人間がその最後の15年ないし20年間、もはや1個の廃品でしかないという事実は、我々の文明の挫折をはっきり示していた」(仏ボーヴォワール『老い』より) 

記事冒頭のコメントは、これらを踏まえた日野原氏の指摘である。 

さらに、自身の日常生活を例に、「アンチエイジングには、規則正しい生活習慣を維持し、過剰栄養、過剰運動を避けることが効果的。私もこのところは、朝食にオリーブ油15グラムを入れたりんごジュースとレシチンを加えた牛乳にバナナ、昼はミルクと数枚のクッキー、そして夜は半膳のご飯とブロッコリーなどの多めの野菜をとるといった低カロリー食にしている。30歳時の体重をずっと維持するよう心がけることが大切で、自分も30歳レベルを保っている」と、具体的な健康法も披露した。 

日頃の食事メニューから高みに立った生物学的、哲学的認識までの幅広い内容を、しかもそれを親しみやすい語り口調で伝える。ステージ上で終始座ることなく1時間も話し続ける。100才とは思えぬその熱のこもった講演を聞き、「自立への勇気ある努力行動」の意味を再認識した。 

 

 

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