eof; } ?> eof; } ?> 番外編! これがほんとのプロからプロ ④:GALAPA

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2013年11月22日 13:14

 

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“最初はどのクラブで打ってもおなじだったものが、やがて距離を打ち分けられるようになり、そしてまたどのクラブで打っても変わらなくなっていく――それでもゴルフは人生に何かを残す。”

by平野義裕(プロからプロへ、レッスンリレー 第3回より)

 

 

ISLAND GOLF CLUB GALAPAメンバーのみなさま、こんにちは! ティーグラウンドに立っている記者が見えますか~?

本日も茨城県土浦市のゴルフ場【ONE WAY GOLF CLUB】からお送りします。

 

GALAPAのインタビュー連載『プロからプロへ、レッスンリレー』にも登場した平野義裕先生が、長年にわたりスクールを主宰していた【池袋ナイススポーツ】を卒業。後任となった森昌太先生に、ラウンドレッスンなどの技術を伝えることになりました。

『番外編! これがほんとのプロからプロ』は、その引継ぎの場に密着し、平野式ラウンドレッスンを体験した気分になる……という突発企画です。

 

平野先生は、先のインタビューでもラウンドレッスンによる“捨てラウンド”の必要性を話していました。以下にその一部を抜粋します。

 

――昨日は、大人3人を連れてラウンドレッスンでした。スルー形式のコースで最後の組として出発し、3時間をかけて練習しました。最後の組で出発するのは、課題を解決するために繰り返しおなじことをしてもらうからです。そういう“捨てラウンド”は必要ですね。

 

それでは、“体験”してみましょう。「ミーティング」「アプローチ練習」「練習場でのフルショット」……と体を温めたところで、いよいよ“捨てラウンド”のスタートです!

 

あっ。その前に昼食と出発前のパター練習もあります。

 

 

 

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平野義裕(写真右)

20歳のとき、ジャンボ尾崎の研修生として本格的にゴルフを始める。パームスプリングスへのゴルフ留学を経て、指導者の道へ。伊勢丹ゴルフスクールで9年勤めたあと独立し、【池袋ナイススポーツ】では7年間スクールを主宰。今後は、【クールクラブス】で個人レッスンとクラブフィッテングを行っていく。

 

森昌太(写真左)

中学生でゴルフを始め、高校時代はゴルフ部に所属。その後、早稲田大学進学をきっかけに、名門「競走部」にて陸上漬けの4年間を過ごす。平野先生のあとを受け、【池袋ナイススポーツ】でレッスンを主宰することになった俊足のゴルフインストラクター♪

 

 

AM12:00  昼食

通常のラウンドとおなじように、クラブハウスで昼食を取ります。平野先生の注文したメニューは「チキンのクリーム煮」でした。話題は前半のプレー分析と、池袋ナイススポーツの生徒さんたちのこと。

 

平野 「ジュニアの生徒たちも、普段の練習よりラウンドレッスンを楽しみにしています。だから“まじめに練習しないとコースに行けないよ”なんて言って、釣ることもありました(笑)」

 

 

PM13:00    出発直前! パター練習

平野 「ゴルフ場で、これからコースにでるというときのパター練習では、カップに入れる必要はありません。目的は芝の速さを確かめること」

 

 

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ここでも平野先生は、森先生のクラブを借りてお手本を披露。足を肩幅くらいに広げて打つのは、足の幅を振り幅の目安にするため。

 

平野 「足の幅で打ったときにどのくらい転がるか。それが基準としてわかりやすいので、ぼくは肩幅に足を広げて打つパターを推奨しています。打ったら、ボールのところまで歩いてみて、“何歩だったか”、歩数を数えましょう」

 

段々とふり幅を大きくし、長い距離を打っていく練習方法は、アプローチ練習の時とおなじですね。

【ONE WAY GOLF CLUB】はワングリーンのゴルフ場なので、グリーンが大きいです。グリーンの端に乗せた場合、かなりのロングパットになるということで、10メートル以上のパットの感覚もつかんでおきました。

 

PM13:30   いよいよ“捨てラウンド”へ

カートは1番ホールのティーグランドへ。

やっぱり先生たちはフルバックティー(※プロの試合などで使われるティーグラウンド)から打つのですね……。先生たちのはるか遠くまで飛んでいったナイスショットのあと、みんなでカートに乗ってレディースティーまで移動しました。

それでは平野先生に、正しいティーショットを解説してもらいましょう。

 

平野 「コースでは、打つ前の行い(ルーティン)に、失敗しないための確認ポイントがいくつもあります。まずは方向の決定です。目標を決めたら、そこから自分のところまで線を引いてきて、その後ろにティーアップしましょう」

 

 

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しかし渾身のティーショットはそのへんにポテッと落ちました……。

 

平野 「……。もう1度打ちましょうか!」

 

でた!

これが“捨てラウンド”です。スコアにこだわるのではなく、上手くいかなかったショットを何度でも繰り返し、練習します。平野先生のOKがもらえるまで(笑)。

 

平野 「う~ん。……もう1回、やる? 素振りをしてから構えるなど、ルーティンは毎回きちんと行ってください」

「ショット前のルーティンを一定化させておくと、自然に気持ちも落ち着いてきますよ。茶道の所作みたいなモノですね」

 

方向を決めて、ボールのマークをその方向へ向け、飛んでいく球をイメージし、素振りを1回して、さぁ構えて……と、理想的な流れは知っていても、普段のラウンドでは同伴者に気を遣って全部できなかったりしますよね? ね?(同意が欲しいです。汗)

だからこのラウンドのようにじっくり時間を使えると、後悔が残らないし、とても良い経験になるのではないかと思います。

 

平野 「フィニッシュのときに、右足の裏を見せるのを忘れないでくださいね」

 

“右足の裏を見せる”は前回、打ちっぱなし練習場で言い渡された注意点です。詳しくはこちらをご覧ください。→ http://www.jlds.co.jp/galapa/2013/11/post-12.html

 

ラウンドは、ドライバー以外のアプローチなどでも平野先生の「もう1度打ちましょうか!」が入り、万事この調子で進みました。

 

「……あの、もう1回打ってもいいですか?」

平野 「どうぞ!」

 

なんと、森先生は自ら“もう1回”を志願。練習のときから、バックスイングで頭が右に動いてしまうことが指摘されていましたが、やはりそれが原因で方向が甘くなってしまうようです。

 

 

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上の写真、まるで平野先生が森先生をいじめているみたいですが、頭を動かさずフルスイングする練習を行っています。こんなことがコースでできるのも、ラウンドレッスンならではですね。

「あのう、もう1回打ってもいいですか?」 と、気づけば記者まで打ち直しを申し出ていました。いつからそんなに練習好きになったのやら。

 

 

 

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そして、捨てラウンドのクライマックスが、上のシュールな写真です。

これはピンから一定距離のところに球を並べて、グリーンなどを狙う練習の様子。この場合は、残り150ヤードの位置でした。

 

平野 「あんまりあちこちに打たないでね。ボールの回収がたいへんだよ~(笑)」

 

 

――終わってみると、午後の数時間で7~8ホールしかまわりませんでしたが、ほんとうに充実したレッスンでした。

なんといっても、プロが試合の前日に行う練習ラウンドとおなじですもんね! 記者にとってはもう一生ないかもしれないような貴重な体験となりました。

平野先生、ご指導ありがとうございました!

 

ここまで読んでくださったみなさまにも御礼申し上げます。今週のGALAPA取材班の動きとしては、TBS緑山ゴルフスタジオの村田俊宏プロに会いに行ってきます。近日公開です♪

 

 

≪取材協力≫

ONE WAY GOLF CLUB http://onewaygc.co.jp/

 

 

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≪インストラクター情報≫

◎平野義裕先生のレッスンをご希望の方は、下記までお問い合わせください。青山や碑文谷で個人レッスンを行っているほか、ラウンドレッスンも開催しています。

クールクラブス http://coolclubs.co.jp/

平野義裕(直アドレス) rano.3e0514@docomo.ne.jp

 

◎森昌太先生は池袋にてスクールを主宰。幼児(4歳児)から大人まで歓迎♪

池袋ナイススポーツ http://www.nice-sports.co.jp/

 

 

 

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