eof; } ?> eof; } ?> 平野×松井 GALAPA感動のフィナーレ!:GALAPA

GALAPA

eof; } ?>

GALAPA

eof; } ?>
2014年4月16日 18:06

 

タイトル「平野×松井 GALAPA感動のフィナーレ!」
去る4月11日(金)、GALAPAの「休部イベント」が行われました。
たくさんの方にご参加いただきまして、誠にありがとうございました!
講師は最新のフィッティング理論に通じる平野義裕プロ、スピードゴルフの現役日本チャンピオン松井丈プロ。
当日は、司会および会場からの質問のほか、両プロのレッスン場に設置した事前アンケートによる質問にお答えいただきました。その一部を掲載いたします♪
写真1 平野先生
平野義裕(ひらの よしひろ)/クールクラブス青山店・目黒店
写真2 松井先生
松井丈(まつい じょう)/代々木ツーサムゴルフスタジオ
■クラブフィッティングの可能性
Q.(司会)平野先生のご専門である「クラブフィッティング」について教えてください。
A.(平野)ゴルフクラブは昔、お店ですすめられるままに買うしかありませんでした。今は練習場での試打会や各メーカーのフィッティングがありますよね。僕も素性を隠してよく行きます。タダで球が打てますし(笑)
しかし最新のフィッティングは、これらとも異なり、マイクラブを知るというところから始めます。ゴルフではキャディバッグの中にクラブを14本持てますが、クラブというのはメーカーによって硬さの基準などが違っています。おなじ“R(レギュラー)”と表示されているシャフトでも、測ってみると硬さはバラバラなんです。これを、ぼくが所属しているフィッティングメーカー「クールクラブス」では統一の基準で数値化します。
次に「TRACKMAN(トラックマン)」を使い、その人の弾道を計測します。「トラックマン」は元々デンマークで軍事用――つまりミサイルを追尾するために開発されたシステムなので、ゴルフの球くらいは飛んで落ちて転がって止まるところまで容易にデータ化してしまいます。このデータから、ぼくたちフィッターが、どこで距離をロスしているのかなどの問題点を探します。「回転がつきすぎて上に上がって距離がでていない」――であれば、そうならないようなクラブを、世界中のメーカーのシャフトとヘッドから組み合わせを選んで制作します。
Q.(松井)ぼくもドライバーはフィッティングしてもらったことがあるけど、アイアンもやるの?
A.(平野)もちろん。たとえば計ってみて打ち出し角が低すぎる人の場合、上がりやすいシャフトを入れます。また球が高すぎちゃう人の場合は、ロフトが立っているヘッドを選択します。
Q.(司会)平野先生は先ごろアリゾナでの研修を経験されたそうですが、フィッティングの本場はいかがでしたか?
A.(平野)自分のドライバーを作ってきました。おなじメーカーのおなじシャフトでも振動数を測ると「個体差」があるんです。自分にとってベストなクラブにするために、おなじシャフトではありますが3本変えましたね。
Q.(参加者A)ちょうどドライバーを買い替えようと思っています。コーチによってはSRくらいのやつでシャフト使って打った方が良いと言う人もいるし、でもそれだと暴れちゃうような気もするし……。あとぼくは球が上がらないんです。
A.(平野)その方の持つ力よりも柔らかいクラブを「アンダースペック」と言いますが、暴れないように気を遣って打つようになるので、ヘッドスピードが落ちます。力を発揮できないわけですね。またキャディバッグに自分の力より上のクラブ、下のクラブが混在している場合は、打つたびに混乱してさらに大変かと思います。
その人のヘッドスピートと入射角というのは、早い段階で確立されています。まずは計測することをおすすめします。
Q.(参加者B)今のお話だと、キャディバッグの中に入れるクラブのシャフトの堅さはすべて統一したほうがいいんでしょうか?
A.(平野)ドライバーとフェアウェイウッドではシャフトの役割が違うので、難しいところです。フィッティングではそれぞれのヘッドスピードを計測して最適なものを選んでいきますが、結果、クラブによってシャフトの硬さが異なってくる場合もあります。きちんとその人に合わせたものなら、さきほど言ったような混乱は起こりません。
写真3
■チャンピオン直伝、考えすぎないゴルフ
Q.(司会)松井先生が初代日本チャンピオンになられた「スピードゴルフ」について、教えてください。
A.(松井)アメリカでは知られている競技で、1打と1分がおなじ割合に計算されるゴルフです。ぼくは18ホールを46分31秒で帰ってきて、スコアは76。スピードゴルフとしてのスコアは122.31ポイントでした。自分でも驚きの速さです。ハーフが終わった時点で給水の予定だったのですが、事務局も先頭がこんなに速くまわってくるとは思わなかったらしくて、まだ水が用意されていませんでした(笑)
今回スピードゴルフを経験して、普段のゴルフに生かせると思ったポイントは2つあります。1つはなにも考えないで、とにかく速くゴルフをやるトレーニングが出来ること。普段、我々は考えすぎているんですよ。普段は悠長に「歩側」なんてやっていたりするけど、スピードゴルフの競技中にキャディバックを自分でかついでグリーンに駆け上がっていたら、ラインすら読んでいる暇がない(笑)。当然、イップスにもなるわけがない。ルーティンもやりませんが、ルーティンっていうのはもともと余計なことを考えないようにするために行うものですから。
そしてもう1つ、呼吸の重要性をあらためて感じました。打つとき呼吸を止めている人が多いと思いますが、じつはテークバックをするときは息を吸わなきゃだめなんです。ぼくは今回のスピードゴルフで、上がっている呼吸を上手く利用してテークバックをとりました。
Q.(司会)今後、世界チャンピオンを狙っていきますか?
A.(松井)当然! ぼくの趣味はトライアスロンなので、心拍数が上がった状態でいることに耐性があるんですよ。そんなぼくでも終わったあとは熱が出るほどのダメージがありましたが(笑)、次の機会に向けてトレーニングを積みたいと思っています。キャディバッグをかついで走る練習をしますよ!!
A.(平野)そのうち道で見かけるでしょうね、キャディバッグをかついでジョギングしている丈くんを……
写真4
■ゴルフ界のためになにができるか
Q.(司会)松井先生は日本プロゴルフ協会(PGA)の代議員に当選されたそうで、おめでとうございます!
A.(松井)ありがとうございます。プロゴルフ業界のことだけのことを考えるのではなく、低迷しているゴルフ界全体のために動いていきたいと思っています。結局、ぼくたちはアマチュアのみなさまがいてこその「プロ」なので。子どもたちに対するアプローチなど、アマチュアのみなさまに喜んでいただける施策を打っていきたいですね。
Q.(司会)オリンピック種目としてのゴルフをどう思われますか?
A.(松井)2016年のリオで、112年ぶりにゴルフがオリンピック種目になります。でも「72ホール、ストロークプレー」「世界ランキングをもとに選抜」というルールであれば、いつもの国際大会とおなじですよね。2020年の東京五輪のときにはもっと変わったことをして欲しいと思います。ねぇ、平野さん?
A.(平野)確かに。マスターズと変わらない面子になりそうですね。ただ今、東京五輪に出場することを目標に練習をしているジュニアはたくさんいますし、子どもに夢を与えたという点では、オリンピック種目になったことそのものに意義があると思っています。
写真5
■事前アンケートはむちゃぶり多め?
Q.(事前アンケート)誰でも100を切れる方法を教えてください。
A.(松井)これは友人でもある女性の生徒からですが、むちゃぶりだなあ(笑)
まず、パターの練習をしてください。「100を切る」「切らない」というレベルでは、差はショートゲームででます。
Q.(事前アンケート)しばらくゴルフを休んでいますが、復帰にあたって、どこを鍛えておけばいいですか?
A.(平野)ぼくの昔の生徒さんからの質問ですね。おいしいお店など、逆にいろいろと教わった思い出があります。彼女には新しいトレーニング法をご紹介したいと思います。
みなさん、「TPI」って聞いたことありますか? 「タイトリスト」というゴルフのメーカーが開発したトレーニングです。当初はタイトリストの契約プロを対象に行われていましたが、今ではアメリカのPGAツアープロの大部分をカバーするようになり、タイトリストを受けた選手がどんどん優勝しています。アダム・スコットの腕を見たことありますか? まるで前脚かと思うような大きな筋肉ですよね。
「TPI」では体の弱い筋肉を探し、関節もどこまで曲がるかを見る。そして自分の体重をつかった負担の少ないトレーニングを行っていきます。日本でもかなり浸透してきているので、ネットで検索して実施しているところを見つけて試してみてください。
写真6
■ラスト、会場から切実な質問が続出
Q.(参加者C)3ウッド、5ウッドはまっすぐ飛ぶのに、ドライバーだけ曲がります。原因はどこにあるのでしょうか。
A.(松井)どっちに曲がりますか?
Q.(参加者C)スライスです。
A.(松井)3ウッド、5ウッドはロフトが多い分、バックスピンが増えて曲がらないのかもしれませんね。それに比べてドライバーはロフトが立っていますから、サイドスピンがかかりやすい。あとは、ドライバーのほうが強く振ってしまっている可能性も考えられます。苦手意識など、気持ちの問題も関係しているかもしれませんね。
Q.(参加者C)ほんとうにドライバーが苦手で、朝1番ホールだけは使うのですが、そのあとのホールはティーショットでさえ3ウッドを使っています。
A.(平野)封印しちゃうんですね……。ぼくがフィッティングスタジオでお待ちしています(笑)
Q.(参加者C)ヘッドスピードをあげる方法はありますか?
A.(松井)打つ直前にクラブを逆さに持って、全力で振ってみてください。普通より速く振れると思います。競輪選手はレース前にバイクの先導で、その後ろを走るという調整を行います。自転車にとって空気抵抗はなによりの“敵”ですが、それを取り払った状態で走っておくことで、本番で80キロも90キロもスピードがだせるのです。なにが言いたいのかというと、クラブを逆さに持って振ることでこれとおなじ効果が見込めるということです。クラブを速く振るには、実際に速く振っておいて神経などを刺激する「スピードトレーニング」が必要なんです。即効性がありますよ。ぼくの場合で、直後の1打は2メートルくらい飛距離が変わります。
問題は体に負担がかかることですね。全力でスイングするわけですから。またCさんの場合は、ドライバーがさらに曲がりやすくなることを覚悟しなくてはいけません。
Q.(参加者D)池やバンカーがあると必ず入れてしまうのはなぜですか?
A.(松井)「メンタル」の問題ですね。ただ「メンタルが強い」とか「弱い」とか一般的にいいますが、じつのところメンタルに強いも弱いもありません。メンタルっていうのは「意識できないところ」なので。意識の反対側にある「深層心理」とか「潜在意識」がメンタルなんです。
でも不思議なもので、このメンタルというものは「意識」したことの逆をやろうとしてしまうんですよね。だから「池がある。入れたくないな……」と思っていると、メンタルが「よし、池に入れてやれ!」とスイングに悪戯をして、結果、見事に入れてしまうわけです。
解決法は、意識から池やバンカーを消すこと。そのために役立つのは、自分が思い描く球筋の「イメージ」です。イメージはメンタルが邪魔できない唯一のものであり、明確なイメージがあるとき、頭の中から池やバンカーの存在は消えているはずです。
Q.(参加者E)練習すると肩こり・頭痛になります。
A.(平野)グリップの強さを緩めたほうがいいかもしれませんね。ちなみに1回の練習で何球くらい打ちますか?
Q.(参加者E)200球です。だってどんどん(下から球が)でてきちゃうから……
A.(平野)多すぎます(笑)。打つのは100球で十分ですから、必ず素振りを挟むようにして球数を減らしてください。あとは練習後の体のケアを行うようにしましょう。
Q.(参加者F)その日一日、打っても打ってもバンカーだったんですが……
A.(平野)それはぼくと一緒だったラウンドレッスンの日の話ですね。Fさんはその日、バンカーからだすのがすごく上手になりました(笑)
1ついえることは、結果はコントロールできないということです。ぼくはピア・ニルソンという宮里藍ちゃんも教えているメンタルトレーナーのファンで、今回アリゾナでもお会いして来たのですが、彼女(ピア・ニルソン)の考え方の基本は「コントロールできないことに気を遣うのはやめなさい」というものです。「自分」はコントロールできますが、対外的な要素はコントロールできません。バンカーを気にするのではなく、自分が打ちたいフェアウェイセンターに気持ちを向けるべきです。結果、バンカーに入ったとしてもしょうがない。バンカーの練習になったと思いましょう(笑)。それよりも自分の気持ちとしてフェアウェイのことだけを考えていたかどうかのほうが重要です。大丈夫、そのうち結果もついてきますから!
Q.(参加者A)スコアが良いときと悪いときの差が大きいです。100は叩きたくないと、いつも年始に誓うのですが……。ベストスコアは85です。
A.(松井)ゴルフはフィールドが違えば、ベストスコアのプラス20打くらいまでは許容範囲と考えてください。天気などの要因もありますからね。どうしても100は叩きたくないと思うのであれば、練習量を増やしましょう。このレベルの人にはコースに行ったときしかゴルフをしないという人が多いですが、練習場での練習をしなくなったことが上達をさまたげている可能性もあります。
Q.(参加者H)2人の人間に教わって混乱しています。ぼくはすごくスライスするのですが、父にはインコースの球を「ライト」へ打つように振れと言われ、別の知人にはインコースの球を「レフト線」へ引っ張るように打てと言われました。
A.(松井)もっとシンプルに考えて良いと思います。スライスの原因はフェイスの向きです。どんな軌道であれ、フェイスが開いていれば球は右へ飛びます。フェイスの向きがどこの時点でどうなっているかを確認するのが先。フェイスの向きは軌道をいじることでは直りません。トップのとき、ダウンスイングの途中、インパクトの30センチ前、インパクトのとき――これらの瞬間にどうなっているか、自分の目で確かめてみてください。
ちなみに世界的に活躍するプロゴルファーでも、スイングの軌道がめちゃくちゃなのにフェイスの使い方が抜群に上手いから、それだけでターゲット方向に飛ぶ人もいます。そのくらいフェイスの向きは重要なんです。
Q.(参加者G)INとOUTでスコアに差があります。その日によって違うのですが、どちらかが良く、どちらかが悪くなってしまいます。
A.(平野)前半スコアがいいときは、後半意識し過ぎて、プレーに集中できなくなっているのかもしれませんね。反対に前半悪かったときは、「も~いいや」って諦めたところから気持ちが楽になり、良い結果につながっていることが考えられます。どちらにしても気持ちの問題ですね。
あとはお昼の過ごし方でしょうか。ぼくも経験ありますが、アルコールを入れても良いことはないですね……。お酒ではなく「VAAM(ヴァーム)」を飲みましょう!
写真7 ヴァームをみんなで掲げているもの(※ヴァームの写真は必須でお願いします。1枚以上、必ず入れてください)
提供/明治乳業さま
以上です♪
ご来場のみなさま、そしてここまでGALAPAを応援してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
いつかまた、お会いできる日が来ることを願って……
ISLAND GOLF COLB GALAPA拝

去る4月11日(金)、GALAPAの「休部イベント」が行われました。

たくさんの方にご参加いただきまして、誠にありがとうございました!

講師は最新のフィッティング理論に通じる平野義裕プロ、スピードゴルフの現役日本チャンピオン松井丈プロ。

当日は、司会および会場からの質問のほか、両プロのレッスン場に設置した事前アンケートによる質問にお答えいただきました。その一部を掲載いたします♪

 

 

平野義裕(ひらの よしひろ)/クールクラブス青山店・目黒店

 

 

松井丈(まつい じょう)/代々木ツーサムゴルフスタジオ
 


 

 

■クラブフィッティングの可能性

Q.(司会)平野先生のご専門である「クラブフィッティング」について教えてください。

A.(平野)ゴルフクラブは昔、お店ですすめられるままに買うしかありませんでした。今は練習場での試打会や各メーカーのフィッティングがありますよね。僕も素性を隠してよく行きます。タダで球が打てますし(笑)

しかし最新のフィッティングは、これらとも異なり、マイクラブを知るというところから始めます。ゴルフではキャディバッグの中にクラブを14本持てますが、クラブというのはメーカーによって硬さの基準などが違っています。おなじ“R(レギュラー)”と表示されているシャフトでも、測ってみると硬さはバラバラなんです。これを、ぼくが所属しているフィッティングメーカー「クールクラブス」では統一の基準で数値化します。

次に「TRACKMAN(トラックマン)」を使い、その人の弾道を計測します。「トラックマン」は元々デンマークで軍事用――つまりミサイルを追尾するために開発されたシステムなので、ゴルフの球くらいは飛んで落ちて転がって止まるところまで容易にデータ化してしまいます。このデータから、ぼくたちフィッターが、どこで距離をロスしているのかなどの問題点を探します。「回転がつきすぎて上に上がって距離がでていない」――であれば、そうならないようなクラブを、世界中のメーカーのシャフトとヘッドから組み合わせを選んで制作します。

Q.(松井)ぼくもドライバーはフィッティングしてもらったことがあるけど、アイアンもやるの?

A.(平野)もちろん。たとえば計ってみて打ち出し角が低すぎる人の場合、上がりやすいシャフトを入れます。また球が高すぎちゃう人の場合は、ロフトが立っているヘッドを選択します。

Q.(司会)平野先生は先ごろアリゾナでの研修を経験されたそうですが、フィッティングの本場はいかがでしたか?

A.(平野)自分のドライバーを作ってきました。おなじメーカーのおなじシャフトでも振動数を測ると「個体差」があるんです。自分にとってベストなクラブにするために、おなじシャフトではありますが3本変えましたね。

Q.(参加者A)ちょうどドライバーを買い替えようと思っています。コーチによってはSRくらいのやつでシャフト使って打った方が良いと言う人もいるし、でもそれだと暴れちゃうような気もするし……。あとぼくは球が上がらないんです。

A.(平野)その方の持つ力よりも柔らかいクラブを「アンダースペック」と言いますが、暴れないように気を遣って打つようになるので、ヘッドスピードが落ちます。力を発揮できないわけですね。またキャディバッグに自分の力より上のクラブ、下のクラブが混在している場合は、打つたびに混乱してさらに大変かと思います。

その人のヘッドスピートと入射角というのは、早い段階で確立されています。まずは計測することをおすすめします。

Q.(参加者B)今のお話だと、キャディバッグの中に入れるクラブのシャフトの堅さはすべて統一したほうがいいんでしょうか?

A.(平野)ドライバーとフェアウェイウッドではシャフトの役割が違うので、難しいところです。フィッティングではそれぞれのヘッドスピードを計測して最適なものを選んでいきますが、結果、クラブによってシャフトの硬さが異なってくる場合もあります。きちんとその人に合わせたものなら、さきほど言ったような混乱は起こりません。

 

 

■チャンピオン直伝、考えすぎないゴルフ

Q.(司会)松井先生が初代日本チャンピオンになられた「スピードゴルフ」について、教えてください。

A.(松井)アメリカでは知られている競技で、1打と1分がおなじ割合に計算されるゴルフです。ぼくは18ホールを46分31秒で帰ってきて、スコアは76。スピードゴルフとしてのスコアは122.31ポイントでした。自分でも驚きの速さです。ハーフが終わった時点で給水の予定だったのですが、事務局も先頭がこんなに速くまわってくるとは思わなかったらしくて、まだ水が用意されていませんでした(笑)

今回スピードゴルフを経験して、普段のゴルフに生かせると思ったポイントは2つあります。1つはなにも考えないで、とにかく速くゴルフをやるトレーニングが出来ること。普段、我々は考えすぎているんですよ。普段は悠長に「歩側」なんてやっていたりするけど、スピードゴルフの競技中にキャディバックを自分でかついでグリーンに駆け上がっていたら、ラインすら読んでいる暇がない(笑)。当然、イップスにもなるわけがない。ルーティンもやりませんが、ルーティンっていうのはもともと余計なことを考えないようにするために行うものですから。

そしてもう1つ、呼吸の重要性をあらためて感じました。打つとき呼吸を止めている人が多いと思いますが、じつはテークバックをするときは息を吸わなきゃだめなんです。ぼくは今回のスピードゴルフで、上がっている呼吸を上手く利用してテークバックをとりました。

Q.(司会)今後、世界チャンピオンを狙っていきますか?

A.(松井)当然! ぼくの趣味はトライアスロンなので、心拍数が上がった状態でいることに耐性があるんですよ。そんなぼくでも終わったあとは熱が出るほどのダメージがありましたが(笑)、次の機会に向けてトレーニングを積みたいと思っています。キャディバッグをかついで走る練習をしますよ!!

A.(平野)そのうち道で見かけるでしょうね、キャディバッグをかついでジョギングしている丈くんを……

 

 

 



■ゴルフ界のためになにができるか

 

Q.(司会)松井先生は日本プロゴルフ協会(PGA)の代議員に当選されたそうで、おめでとうございます!

A.(松井)ありがとうございます。プロゴルフ業界のことだけのことを考えるのではなく、低迷しているゴルフ界全体のために動いていきたいと思っています。結局、ぼくたちはアマチュアのみなさまがいてこその「プロ」なので。子どもたちに対するアプローチなど、アマチュアのみなさまに喜んでいただける施策を打っていきたいですね。


Q.(司会)オリンピック種目としてのゴルフをどう思われますか?

A.(松井)2016年のリオで、112年ぶりにゴルフがオリンピック種目になります。でも「72ホール、ストロークプレー」「世界ランキングをもとに選抜」というルールであれば、いつもの国際大会とおなじですよね。2020年の東京五輪のときにはもっと変わったことをして欲しいと思います。ねぇ、平野さん?

A.(平野)確かに。マスターズと変わらない面子になりそうですね。ただ今、東京五輪に出場することを目標に練習をしているジュニアはたくさんいますし、子どもに夢を与えたという点では、オリンピック種目になったことそのものに意義があると思っています。

 

 

■事前アンケートはむちゃぶり多め?

Q.(事前アンケート)誰でも100を切れる方法を教えてください。

A.(松井)これは友人でもある女性の生徒からですが、むちゃぶりだなあ(笑)

まず、パターの練習をしてください。「100を切る」「切らない」というレベルでは、差はショートゲームででます。

Q.(事前アンケート)しばらくゴルフを休んでいますが、復帰にあたって、どこを鍛えておけばいいですか?

A.(平野)ぼくの昔の生徒さんからの質問ですね。おいしいお店など、逆にいろいろと教わった思い出があります。彼女には新しいトレーニング法をご紹介したいと思います。

みなさん、「TPI」って聞いたことありますか? 「タイトリスト」というゴルフのメーカーが開発したトレーニングです。当初はタイトリストの契約プロを対象に行われていましたが、今ではアメリカのPGAツアープロの大部分をカバーするようになり、タイトリストを受けた選手がどんどん優勝しています。アダム・スコットの腕を見たことありますか? まるで前脚かと思うような大きな筋肉ですよね。

「TPI」では体の弱い筋肉を探し、関節もどこまで曲がるかを見る。そして自分の体重をつかった負担の少ないトレーニングを行っていきます。日本でもかなり浸透してきているので、ネットで検索して実施しているところを見つけて試してみてください。

 

 

 

 

■ラスト、会場から切実な質問が続出

Q.(参加者C)3ウッド、5ウッドはまっすぐ飛ぶのに、ドライバーだけ曲がります。原因はどこにあるのでしょうか。

A.(松井)どっちに曲がりますか?

Q.(参加者C)スライスです。

A.(松井)3ウッド、5ウッドはロフトが多い分、バックスピンが増えて曲がらないのかもしれませんね。それに比べてドライバーはロフトが立っていますから、サイドスピンがかかりやすい。あとは、ドライバーのほうが強く振ってしまっている可能性も考えられます。苦手意識など、気持ちの問題も関係しているかもしれませんね。

Q.(参加者C)ほんとうにドライバーが苦手で、朝1番ホールだけは使うのですが、そのあとのホールはティーショットでさえ3ウッドを使っています。

A.(平野)封印しちゃうんですね……。ぼくがフィッティングスタジオでお待ちしています(笑)

Q.(参加者C)ヘッドスピードをあげる方法はありますか?

A.(松井)打つ直前にクラブを逆さに持って、全力で振ってみてください。普通より速く振れると思います。競輪選手はレース前にバイクの先導で、その後ろを走るという調整を行います。自転車にとって空気抵抗はなによりの“敵”ですが、それを取り払った状態で走っておくことで、本番で80キロも90キロもスピードがだせるのです。なにが言いたいのかというと、クラブを逆さに持って振ることでこれとおなじ効果が見込めるということです。クラブを速く振るには、実際に速く振っておいて神経などを刺激する「スピードトレーニング」が必要なんです。即効性がありますよ。ぼくの場合で、直後の1打は2メートルくらい飛距離が変わります。

問題は体に負担がかかることですね。全力でスイングするわけですから。またCさんの場合は、ドライバーがさらに曲がりやすくなることを覚悟しなくてはいけません。

Q.(参加者D)池やバンカーがあると必ず入れてしまうのはなぜですか?

A.(松井)「メンタル」の問題ですね。ただ「メンタルが強い」とか「弱い」とか一般的にいいますが、じつのところメンタルに強いも弱いもありません。メンタルっていうのは「意識できないところ」なので。意識の反対側にある「深層心理」とか「潜在意識」がメンタルなんです。

でも不思議なもので、このメンタルというものは「意識」したことの逆をやろうとしてしまうんですよね。だから「池がある。入れたくないな……」と思っていると、メンタルが「よし、池に入れてやれ!」とスイングに悪戯をして、結果、見事に入れてしまうわけです。

解決法は、意識から池やバンカーを消すこと。そのために役立つのは、自分が思い描く球筋の「イメージ」です。イメージはメンタルが邪魔できない唯一のものであり、明確なイメージがあるとき、頭の中から池やバンカーの存在は消えているはずです


 

Q.(参加者E)練習すると肩こり・頭痛になります。

A.(平野)グリップの強さを緩めたほうがいいかもしれませんね。ちなみに1回の練習で何球くらい打ちますか?

Q.(参加者E)200球です。だってどんどん(下から球が)でてきちゃうから……

A.(平野)多すぎます(笑)。打つのは100球で十分ですから、必ず素振りを挟むようにして球数を減らしてください。あとは練習後の体のケアを行うようにしましょう。

Q.(参加者F)その日一日、打っても打ってもバンカーだったんですが……

A.(平野)それはぼくと一緒だったラウンドレッスンの日の話ですね。Fさんはその日、バンカーからだすのがすごく上手になりました(笑)

1ついえることは、結果はコントロールできないということです。ぼくはピア・ニルソンという宮里藍ちゃんも教えているメンタルトレーナーのファンで、今回アリゾナでもお会いして来たのですが、彼女(ピア・ニルソン)の考え方の基本は「コントロールできないことに気を遣うのはやめなさい」というものです。「自分」はコントロールできますが、対外的な要素はコントロールできません。バンカーを気にするのではなく、自分が打ちたいフェアウェイセンターに気持ちを向けるべきです。結果、バンカーに入ったとしてもしょうがない。バンカーの練習になったと思いましょう(笑)。それよりも自分の気持ちとしてフェアウェイのことだけを考えていたかどうかのほうが重要です。大丈夫、そのうち結果もついてきますから!

Q.(参加者A)スコアが良いときと悪いときの差が大きいです。100は叩きたくないと、いつも年始に誓うのですが……。ベストスコアは85です。

A.(松井)ゴルフはフィールドが違えば、ベストスコアのプラス20打くらいまでは許容範囲と考えてください。天気などの要因もありますからね。どうしても100は叩きたくないと思うのであれば、練習量を増やしましょう。このレベルの人にはコースに行ったときしかゴルフをしないという人が多いですが、練習場での練習をしなくなったことが上達をさまたげている可能性もあります。

Q.(参加者H)2人の人間に教わって混乱しています。ぼくはすごくスライスするのですが、父にはインコースの球を「ライト」へ打つように振れと言われ、別の知人にはインコースの球を「レフト線」へ引っ張るように打てと言われました。

A.(松井)もっとシンプルに考えて良いと思います。スライスの原因はフェイスの向きです。どんな軌道であれ、フェイスが開いていれば球は右へ飛びます。フェイスの向きがどこの時点でどうなっているかを確認するのが先。フェイスの向きは軌道をいじることでは直りません。トップのとき、ダウンスイングの途中、インパクトの30センチ前、インパクトのとき――これらの瞬間にどうなっているか、自分の目で確かめてみてください。

ちなみに世界的に活躍するプロゴルファーでも、スイングの軌道がめちゃくちゃなのにフェイスの使い方が抜群に上手いから、それだけでターゲット方向に飛ぶ人もいます。そのくらいフェイスの向きは重要なんです。

Q.(参加者G)INとOUTでスコアに差があります。その日によって違うのですが、どちらかが良く、どちらかが悪くなってしまいます。

A.(平野)前半スコアがいいときは、後半意識し過ぎて、プレーに集中できなくなっているのかもしれませんね。反対に前半悪かったときは、「も~いいや」って諦めたところから気持ちが楽になり、良い結果につながっていることが考えられます。どちらにしても気持ちの問題ですね。

あとはお昼の過ごし方でしょうか。ぼくも経験ありますが、アルコールを入れても良いことはないですね……。お酒ではなく「VAAM(ヴァーム)」を飲みましょう!

 

 

提供/明治乳業さま

以上です♪

ご来場のみなさま、そしてここまでGALAPAを応援してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

いつかまた、お会いできる日が来ることを願って……

ISLAND GOLF COLB GALAPA拝