事業戦略の具現化において重要な着想は周辺をいかに取り込んでいくかです。戦略化を考える時、何よりも選択・選別が重要となってきます。逆にいえば、そのタームにおいて、どれくらいの選択肢をあなた自身が持っているかにつきます。つまり、交流と共感を繰り返し、そこから芽生える友人力をどれほど発揮できるかにかかっています。組織集団として事業を遂行させていく時代は過ぎ去りました。これからは興味軸を重ねた友人、すなわち人脈をどれほど有しているかが重要です。あなたが事業を遂行させようとする時、それぞれに得意分野を有する友の名をいくつ挙げることができるでしょうか。社会とは、その生活者同士が連鎖したネットワークによって成り立っています。つまり、人の哲学そのものが選別の対象となり、信頼となります。様々な角度から、輪を組み、語り合い、アイデアを想起させていきましょう。未来を見据えた時、友を形骸化したキーワードではなく、社会の結び目として認識し、あらゆるジェネレーションに対して積極的にアプローチしていく。その自助努力がやがて、選ばれる環境へと高めていく行為でもあるのです。