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2016年12月 5日 09:47

理想を掲げ立ち上がる時代の変革とは、新たな理想をバトンパスしていく行為です。生活者は次なる息吹を感じながら、日々、選択を行っています。それを言い換えると、選択されなければ、すぐに淘汰されてしまうことを意味しています。理想は、人の意識によって描かれます。今、現時点の生活者が理想の総和として描いた政権のあり方や政策も、5 年、10 年後にはまた違ってきます。20 年経てば、理想を掲げる世代すら違います。つまり、理想に追従するだけではなく、将来ビジョンをしっかりとイメージして演出する方法を編み出し、具現化していくことが今、われわれの事業に求められることといえるでしょう。表があれば、裏があり、そして裏になると表になります。新しい社会を構築する気概を持って望む変革に対して、しっかりと地に足がついていることが、まず大前提として重要視すべき事項といえます。個の総和が社会であることをしっかりと自覚し、一度、志をささげた思想に甘んじることなく、社会を俯瞰しながら、柔軟に立ち位置を変えていく。フレキシビリティなスタンスで社会と接点を持っていくことを改めて認識しておきたい。