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2016年1月29日 14:58

今週のIMAGINAS分析会議では以下の事例が週刊ダイヤモンド1月30日号から報告されました。

 

「売上高では三菱グループは米国ウォルマートを押さえ世界1位。国内企業の時価総額も30.2兆でダントツ1位。取引のある国内企業の売上高の総額は280兆円で三菱経済圏は未だに健在。国内売上の2割は三菱が関与している。

歴史を紐解けば、実は三菱こそが短期間で国内最強の財閥を気付き挙げた日本で最も成功したベンチャー企業。

弥太郎が三菱の祖業である海運業を始めた当時は、数多くの小規模な海運業者が乱立。国内には政府の支援を受けた日本国郵便蒸気船、海外からは米国のパシフィック・メイル。この2社が弥太郎の前に立ちふさがっていた。

弥太郎は徹底したサービス重視戦略で差別化を量り、猛烈な値下げ競争を仕掛け脅威の勝利を収める。」

 

谷口は「大企業もかつてはベンチャー。トライアルと試行錯誤を重ねてきた」

 

とコメント。

昨今はレッドオーシャン・ブルーオーシャンという言葉がビジネス界隈に浸透し、いかにライバルが少ないブルーオーシャンを見つけるかということに起業家たちは注力している感があります。

しかし、最大の財閥と経済圏を築いた岩崎弥太郎がビジネスとしていた海運事業はレッドオーシャン中のレッドオーシャン。既に撤退事業者も出ていた死屍累々の有様でした。

 

おそらく今日であれば、そこでの起業は難しいと別のブルーオーシャンを探すほうが賢明なのかもしれません。

しかし、ブルーオーシャンばかりを血眼になって探してももはや見つかるのは水溜り程度の小さな市場ばかり。

ここは岩崎弥太郎に倣い、あえて強敵のひしめくレッドオーシャンに飛び込んでみるのもこれからの起業家に求められている資質なのかもしれません。