2010年3月30日

おぼろげな記憶

先日、1月の作家、鎌田さんよりご紹介いただいて

彫金作家、デザイナーの田原 謙さん(工房花唐草)という方にお会いしました。

代官山にある、アトリエ兼ご自宅におじゃましてきました。

ちょうど新作の展示会をやられていて

繊細なアクセサリーたちに思わず見とれてしまいました。

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去年の9月頃からスタートした

新しいブランドの名前は

Palmette

 
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コンセプトは

「大人になってから振り返る童話の世界。

おぼろげな記憶をたどってかたちにしたアクセサリー。」

 

展示されているアクセサリーはどれも

女性の心の琴線に触れるものばかり。

パッケージもディスプレイ用のオブジェたちも

すべて世界観が統一されていてとても素敵でした。

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このオブジェも田原さんの作品。

丁寧な細かい作業に

もの作りに対する真摯な姿勢と情熱が感じられました。

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田原さんの作品展は夏頃を予定しています。

どうぞご期待ください。
(kubo) 

2010年3月21日

春三日月

春の三日月って、お皿みたいなんですね。

今晩あたり、ちょっとみてみてください。

わたしは一昨日、母からメールで教えてもらいました。

俳句に凝っている父は、少し前に行った句会で

春の三日月をお皿にみたてて、面白い句を詠んだらしいのですが

それは俳句ではありませんと、一蹴されてしまったのだとか。

ここでは紹介できないのが残念ですが、

なかなかに面白い素直な句で、わたしは好きだったですけどね。

 

ところで、先日、小西 菜津子さんという
芸大の学生さんにお会いしてきました。

ARTIST OF THE MONTHにご参加いただくんです。

小西さんの作品は、不思議なんです。

どこか日本の美意識みたいなものが

ふわりと漂っているというか、むしろ隠れているというか。

画面の大半を占める空白が、「間」を感じさせたり

描いているものが、日常の暮らしの断片だったりするのに

受けるのは浮世絵とか、屏風絵とか、そういったものに近い印象。

短い言葉の羅列から広がる俳句の世界のような

やっぱりそんな日本的な美を感じるんです。

上手く言えないんですけど。。。

小西さんの作品展は7月を予定しています。

みなさんはどんな風に感じられるでしょうか。

どうぞご期待ください。

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打ち合わせしたカフェにて。

ご持参いただいた作品集と個展のDMなど。

(kubo)

2010年3月14日

アトリエと、海と

一昨日の金曜日、逗子に行ってきました。

5月の作家さんとしてご参加いただく

熊谷直人さんのアトリエにおじゃまするためです。


初めて訪れた逗子は渋谷とはちがい、

ゆっくりとした穏やかな時間がながれていて

ちょっと小旅行気分になりました。

熊谷さんとは、この日が初対面。
こちらの質問に、ひとつずつ丁寧にこたえてくださる姿勢からも

表現することに真摯に向き合っていることが感じられました。



木と油絵のにおいがする広いアトリエ。
木の暖かみを感じる空間に、
制作途中のキャンバスや、ドローイングが。

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アトリエに入ってすぐ、見つけた小さな作品。

木とおおかみ?


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打ち合わせを終えたあと、歩いて3分ほどで海ですよっということで

ちょっと海に行ってみることに。

わたしは海の近くで育ったので、思わずはしゃいでしまいました。

お天気は曇り気味で風も強かったのですが

海にはウィンドサーフィンを楽しむひとがたくさん。

歩いてすぐ海っていうのはうらやましいかぎりです。 

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熊谷さんの作品展は5月を予定しています。

また現在、東京オペラシティ4Fコリドールにて、
「熊谷直人展」が開催中です。

企画展と同時に行われている、

国内の若手作家の紹介を行う「project N」の作家として
選ばれました。


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ゆらゆらとゆらめくような、

淡い光のなかで軽やかに色彩が舞っているような

そんな作品たちは、春の日だまりのようなあたたかさがあります。

今月22日(月・祝)までの開催です。

それでは5月にご期待ください。

(kubo) 

 


2010年3月 5日

広川 智基「day tripper」展スタート!

 

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もう春ですね。
会社からの帰り道、ぼんやり歩いていると
植え込みの沈丁花の甘い香りが
夜の風に乗って春が来た事を教えてくれました。

3月に入って5日ほど経ってしまいましたが
先月はお休みしてしまった
ARTIST OF THE MONTH、今月は再開します!
今月の作家は写真家の広川 智基さんです。
彼の原点ともいうべき、夜の写真シリーズを
「day tripper」と題して公開しています。

写真でしか表現できないこと、
見る事のできないもの、
夜の中の光が映し出す、幻想的な世界は
なんとも不思議で、魅力的です。
わたしはなぜか、
こどものころ迷子になったときのことを思い出しました。

写真を撮り始めたきっかけ、
写真に対する思いなど広川さんのインタビューは必読です!

ではでは、広川 智基「day tripper」展、
是非ご覧ください。
(kubo)

 

2010年3月 3日

おひなさま


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今日は3月3日、ひな祭りです。
女の子のすこやかな成長を祈る節句です。
小さい頃、私の家でもお内裏さまとお雛さまをはじめ、

三人官女や五人囃子などにぎやかに飾ったものです。

 

一人暮らしをはじめてしばらく経ったころ

母から小包が届きました。

開いてみると、お茶道具が...

不思議に思って開けてみると、

お内裏さまとお雛さまが描かれた

棗(なつめ)が入っていました。

その中には、植物染めされた柔らかな布に、

ちょこんと包まれたお二人。

見ているだけで、ほのぼのとしました。

 

わたしが高校を卒業して間もない頃、

知人の紹介でお世話になったことのある

藤原了児さんという作家さんの作品です。

土雛独特の味わいと何とも言えないかわいらしさが

心をほがらかにしてくれます。

ささやかですが、毎年この小さな「なつめ雛」を飾ると

外はまだまだ寒くても、少し春の訪れを感じることができます。

 

藤原了児さんの作品はなつめ雛の他にも
貝合わせや羽子板など、たくさん素敵なものがあります。

ご興味のある方は是非、ホームページヘ。

(kubo)



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