私がつくる、未来への処方せん | セルフドクタークラブ 

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ふぞろいなのが当たり前

「自分たち百姓には分かるんです。思い通りにいかないのが当たり前。自然には勝てない。作物を蝶よ花よと育てても、隣の人と同じようにやっても、ダメな時はダメ。10穫れなければ、7穫るしかない。もう一度、種を蒔き直すしかない。ふぞろいだって当たり前。それにはちゃんと理由がある。なのに、都会の人はまっすぐな野菜をよしとする。地域には地域の文化があるのに、それをよしとせず、何でも都会がいいとして失敗した」

今やっていることは半分ビジネスで、半分ボランティア。これで稼ごうと思ってはダメだけど、ボランティアだけでは続かない。そして何より大切なのが、地域への思い。せいしゅん村では都会や海外から人を招き、農家に泊まらせ、農作業や農村の暮らしを体験させる。大事なことは、自分たちが普段やっていることをそのままやらせることだ。

「ここに来る人は、非日常的な空間である農村、日本の田舎の暮らしを求めてます。それなのに、都会的なことをやろうとすると、不自然になってしまう」

 

 

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先に生まれた者には、人を育てる義務がある

都会から子どもたちが来るようになると、シルバー層を越えた“ゴールド層のお年寄り”に笑顔が戻ってきた。

子どもたちから「おじいちゃん、おばあちゃん、ここはいいところだね。また来たいよ。こういうところで暮らしたい」なんて言ってもらえば、荒らしてあった畑をがんばって戻すようになる。子どもたちと触れ合い、子育てにかかわることで、高齢者たちは自分が世の中の役に立っていることを実感することができる。

 

 

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「先に生まれた者には、人を育てる義務がある。同時に、それは生きがいにもなります」

子どもたちの受け入れ希望者は年々増加している。村は活気づき、「武石は元気だな!」と評判を集め、エリア再生の成功モデルとして、全国から視察団が訪れるようになった。

「これからは農業と観光の連携を進めたい。日本中の村が後を追ってくれるといいね」

 

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