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shima000001.png島ぐらし研究会を運営しておりますジャパンライフデザインシステムズ代表取締役社長であり、石垣市観光アドバイザーの谷口正和が2015年9月より八重山毎日新聞さんで月1コラム(毎月第1日曜日)の連載をしています。

 

コラムタイトルは『島あずかりの思想』

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今回は、初回コラムの内容をご紹介したいと思います。あずかりの思想とは?ぜひ、ご覧ください。

 ★次回(第4回)の掲載は、12月6日(日)の予定です。

 


 

八重山毎日新聞 連載コラム『島あずかりの思想』①

2015年9月6日掲載

「あずかり」という認識

谷口正和 / 石垣市観光アドバイザー マーケティング・コンサルタント

株式会社ジャパンライフデザインシステムズ代表取締役社長

 

「島あずかりの思想」とは、石垣島は自分たちの島ではなく世界の方々から預かっている、ということを表している。たとえ、どんなに魅力的な島であっても所有物という発想になると、近視眼的な目線で捉えてしまい、島そのものの良さも見えにくくなってしまう。石垣島の魅力を最大限発揮させるには、まず「所有」ではなく「あずかり」という認識に立つ必要がある。

先般、石垣島を訪れた際、心の治療法となるアイランドメディケーションの地として、この島の可能性を感じた。石垣の空気に包まれることで、心のリセットが促され原点回帰し、明日へのエネルギーとして未来に向かって立ち上がっていける。ここに石垣島の魅力があるように思う。観光客の過ごし方をコンセプトにした着眼で、新たな石垣島の魅力をしっかりと届けていく必要がある。このシリーズの中では、石垣島に住む人、住まう人とともに石垣島の価値を育んでいけることを願っている。

年間120万人もの観光客が、なぜわざわざ日本列島の西端に位置する八重山諸島の、しかも石垣島を目指すのだろうか。その魅力を紐解くことが何よりも大事なことだといえる。それにはまず人はなぜ旅に出かけるのかについて考えたい。旅が私たちに与えてくれるもの、それは非日常だろう。この日常とは違う異空間での経験が、心の迷いや葛藤をデトックスしてくれる。それが癒しとなり、自分自身が生まれ変われるきっかけとなるからだろう。その根幹には、「再生」という欲求が垣間見える。つまり、石垣島を訪れる年間120万人もの観光客は石垣島を「再生の島」として訪れているのである。

その観光客に対してわれわれはいったい何ができるのか。この島の魅力を引き立てることは、決して自分たちの好きなことだけをやるのではない。それは観光客たちに寄り沿って、石垣島の何が魅力となっているのかを常に世界、顧客の目で見つめ直していくことが求められる。この島で暮らしながら、観光客から託されている「使命」を全うする。これが「おもてなし」の本質だといえる。まるで土や泥が海に流れだすことでサンゴが死滅する被害を防ぐフィルターの役割を担うマングローブの木々のように、生活者の心を浄化するフィルターとしての役割を果たしていくという自覚が求められるのである。

昨今、日本の人口が減少していく中、世界の人口はとどまることなく膨れ上がっている。今後、ますます内需が縮小していく日本にとって外需となる観光は一つの重要な産業となることは間違いない。「島あずかりの思想」は石垣島だけではなく、島国である日本もまた、同様に当てはまる考え方だ。石垣島が日本全体の観光政策のリードモデルとなるよう、皆さんと一緒に考えて行ければと思っている。

多彩な魅力で人をひきつけてやまない島を作り上げていこう。

(八重山毎日新聞 2015年9月6日掲載記事より)

 

谷口正和 たにぐち・まさかず

マーケティング・コンサルタント

株式会社ジャパンライフデザインシステムズ代表取締役社長

立命館大学大学院経営管理研究科教授、

東京都市大学都市生活学部客員教授(〜2013年3月)

●略歴

1942年京都生まれ。京都鴨沂高校を経て武蔵野美術大学造形学部産業デザイン学科卒業。生命、生活、人生の在り方を問う「ライフデザイン」を企業理念そのものとし、地球と個人の時代を見据えて常に次なる価値観のニューモデルを提示し続ける。コンセプト・プロデュースから経営コンサルテーション、企業戦略立案、地域活性計画まで幅広く活動。会員制ワークショップとして、21世紀の新マーケット・パラダイム『文化経済』市場の商業、観光、産業の経営を学ぶ「文化経済研究会」を主宰。日本デザインコンサルタント協会・副代表理事(観光・街づくり担当)、日本デザイン機構・理事、日本Webソリューションデザイン協会・顧問、京都文化観光創造塾・座長等を務める。

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