私がつくる、未来への処方せん | セルフドクタークラブ 

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茅野市 木工作家 土岐 千尋さん

とき・ちひろ 1948年宮城県生まれ。71年武蔵野美術大学産業デザイン学科(商 業デザイン)卒業。デザイン事務所勤務を経て、74年木漆工芸家の黒田辰秋に師事。79年木工作家として独立。9 0年英国ヴィクトリア&アルバートミューシアム、植も梻大箱買い上げ。各地で個展や二人展、グループ展を開催している。

 

グラフィックデザイナーから木工作家に転向した。門を叩いたのは、人間国宝の木漆工芸家・黒田辰秋。分業が当たり前の木工の世界で、何もないところからアイデアを考え、最後まで自分の責任で形にする、一貫作業にこだわってきた。根っこのところはデザイナー。だから、箱は四角くあるべきなんていう常識にはとらわれない。作りたい物しか作りたくない。役に立たない物は作らない。その微妙なバランス感覚が優美な箱に表現されている。

 

 

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なんで箱は四角いものばかりなんだろう

黒田辰秋の晩年の弟子として木工の世界に入ってから40年以上。独特なフォルムの作品は、木 を見て形のイメージが浮かぶのかと聞かれることが多いが、その逆だ。自分の作りたい形が先 にあり、それを表現できる木を探している。

長いこと箱を作り続けている。箱だから四角かと思いきや、一見箱とは想像できない、独創的な形ばかりが並ぶ。

「なんで箱は四角いものばかりなんたろう。もっとバラエティに富んた表現方法があるだろう と思っていました」

アーティストでもなければ職人でもない。デザイナーの視点をもった工芸家と自負する。ゆえに、用途がある物を作りたい。どんな形であろうと、箱である限り〝物を入れる〞という用途がある。

作品を買ってくれた人の中には、札束を入れている人、家族の遺骨を入れている人、自分が思いもよらなかった使い方をしている人もいて、驚くことがある。「この箱、もう少し大きければハイヒールが入ったのに」と言われたりすることもあるが、入れる物を意識して作ることはあまりない。あくまでも自分の作りたいものを優先している。

 


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