私がつくる、未来への処方せん | セルフドクタークラブ 

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大町市 古民家レストランオーナー

渡邉充子さん

わたなべ・みつこ1956年長野県大町市生まれ。女子美術短期大学専攻科卒業。日本現代工芸美術に出展。若一王子神社祭礼流鏑馬衣装の製作など、30代までは工芸作家として生きる。97年いーずら大町特産館事業協同組合に事務局長として勤務。05年株式会社創舎わちがい設立。代表取締役に就任。

 

「ずくを惜しむな、ずくを出せ」とは、長野県全域でいまも頻繁に使われてる、「努力しろ、根性を出せ」などという意味の方言。4世代7人家族の家事と子育て、介護に追われてきた女性は、町のよさが失われていくのを前に一念発起。文化・歴史を伝える一角を美しく保存し、子や孫たちにふるさとを大切に残ことを自らの使命にし、まわりの人をうまく巻き込みなかがら、ずくを惜しまず町の未来を描き続けている。

 

 

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掃除をすると、町のよさが見えてきた

 

信州と日本海を結ぶ「塩の道」として栄えた大町市。町屋造りの建物が多く残る品格のある町にもかかわらず、その魅力に気づかずにずっと暮らしていた。長くアートの世界に身を置いていたが、40代の初めの頃、目の手術を受け、アートを断念。生き方を変えようと思っていた頃、道路の拡張に伴って古民家の改築をしなければならないと嘆く声を聞いた。改めて町を見つめてみると、歴史と文化がしっかり残る素敵な町だった。

4世代7人家族、子育てと介護に明け暮れる30代を過ごした女性の、第2章がここから始まる。まず行ったのが、30年もの間空き家だった古民家の大掃除。掃除の範囲は、大町の商店街に残る古民家全体にまで広がっていった。

「きれいな場所、昔からの文化・歴史を伝える一画を美しく保存する。バブルが置きざりにしていったシャッター商店街を開ける。子どもや孫たちのふるさとをきれいに残すこと。それが私の使命なんです。そのためにも、ブランド力のある町にする。そうなれば、通過の町ではなく連泊してもらえる町になる。経済効果を生み出して、みんなを幸せにしたい。そんな願いを込めて取り組みました」

 

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「古民家を利用する場合、大抵は再生し過ぎ。設計士に頼らず自分で考え、大工さんと相談しながら造りました。これが私の唯一のアートです」

 

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