私がつくる、未来への処方せん | セルフドクタークラブ 

料理と庭仕事ができなきゃ、ここに暮らす意味がない

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根っからの料理好き。自宅でワークショップを行う時も、焼きたての自家製パンや庭の畑の採れたて素材を使った料理やスイーツでもてなす。どんなに忙しくても、家族や友人たちとの食事をないがしろにしない。

「12時間くらい立ち仕事をして疲れ果てても、家に帰ってくると自然とキッチンに立っている。本当に忙しくて料理ができなくなると、私の中のバランスが崩れてしまう。料理と庭仕事ができなきゃ、ここに暮らす意味がない」

素材は庭にいくらでもある。旬の野菜はもちろん、大葉や茗荷などの薬味、ハーブと何から何まで。広い庭ゆえにいろいろな野菜作りに挑戦できたことで、料理の幅も広がった。畑で穫った野菜を調理し、昔から骨董屋などで買い集めてきたお気に入りの器に盛り付ける、一皿の表現。そうしてできあがった料理を、温かい季節には、友人らを招いて庭先で食べる時間が気に入っている。

シングルマザーが親戚や知人のいない土地で働き、子どもを育て、古民家に暮らすのは、そう簡単なことではないだろう。冬は氷点下10度以下にもなる寒さだし、古民家は不便なことも多い。でもそれ以上に、土と植物に囲まれた暮らしは、心と体を満たしてくれる。

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春人くんが穫ってきた野菜をすぐに料理に使用。大葉が足りないとなれば、パッと行って穫ってこられる、豊かなキッチンガーデン。


「君は芸術家だ。君にしかできないことをやれ」

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24歳の時、スイスへ農業研修に行き、大規模農家でファームステイをした。料理の腕や手際のよさは、そこで培われたといっても過言ではない。料理好きとして重宝がられ、家族や労働者たち、多い時で10人以上の食事を任された。

「スイスはお昼ご飯が一番豪華なので、10時半にはキッチンに立ち、前菜やメインディッシュ、デザートと、フルコースを作っていました」

おいしく食べてもらいたいから、温かい料理は温かいままでテーブルに並べられるように心がける。西洋野菜を使いこなし、時には日本料理のエッセンスを取り入れながら創意工夫した。石窯で薪をくべて焼く、世界一おいしいパンも作れるようになった。仕事の合間には、馬に乗って森の中を散策したり、絵を描いたり、リースを作ったりする。悠々とした時間の中で、喜んでくれる人のためや自分のために、おいしい物や素敵な物をつくり出す生活。スイスのお父さんには、「君は芸術家だ。誰にでもできる仕事はやらなくていい。君にしかできないことをやれ」と言われた。

料理も庭仕事も、日常の中にある小さな芸術。スイスと風景も気候もよく似ている塩尻で、毎日素敵な物をつくりながら、暮らしを楽しんでいる。

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