私がつくる、未来への処方せん | セルフドクタークラブ 

 

“コミュニティーファーマシー”ってご存知でしたか?

日本語でいうなら“地域薬局”といったところですが、

欧米ではもっと地域に密着した存在として、様々な健康相談の場、

そして地域のコミュニケーションの場になっているのです。

日本でもそうした考え方を進めようとする動きがでているようです。
 

発足3年目を迎えた(社)日本コミュニティーファーマシー協会(JACP)はこのほど、

「地域包括ケアに参画するコミュニティファーマシー」をメインテーマに、

第2回「コミュニティファーマシーフォーラム」を都内で開催。

全国から約120人もの薬剤師や医療関係者らが参加しました。


プログラムでは、ドイツ薬事博物館の展開をはじめ、

ドイツでの薬局経営事例、国内各地のコミュニティーファーマシーの取り組み、

キーパーソンによる研究発表など、多様な内容で実施されました。

 

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開会挨拶に立つJACPの吉岡ゆうこ理事長。

昨年の第1回目に出された宣言「行きつけ薬局を持とう、つくろう」を踏まえた今回について、

「日独融合型薬局や行きつけ薬局、コミュニティーファーマシー、

地域包括ケア薬局、いずれも同義語。その認識で地域包括ケアに取り組みたい。

そのためにも“Think Global, Act Local”でありたい」とその思いを語りました。



 

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「ドイツ薬事博物館の過去、現在、未来~ドイツにおけるくすり教育~」と題して講演した

エリザベート・フーヴァ館長は「この博物館の主目的は薬剤師のための広報」とし、

薬剤師という職業への理解・関心の向上を訴えました。

ドイツでは薬剤師の70%が女性ということで、

来館者は薬剤師や医師、学生、看護師、遠足の子供たちなどのほか、

地域住民の誕生会の会場としても使われることがあるそうです。

もちろんハイデルベルクへの観光客も多数訪れるといいます。

「博物館に19世紀当時を再現した薬草園をつくることが夢です」と締めくくりました。



 

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北里大学薬学部教授の吉山友二先生は「薬局の求められる機能とあるべき姿」と題して講演。

「日本はまだ薬剤師の活用が不十分」だとして、

「今後はさらにかかりつけ薬局の機能を強化し、

地域の健康情報拠点として存在感を出すことが求められる、

そのためには『見える化』を推進することも必要」と述べました。

また病院薬剤師と薬局薬剤師との「薬薬連携」も進めていかなくては、と強調しました。



 

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水戸市に本店を持つフローラ薬局の篠原久仁子先生は、

「地域包括ケアで求められる薬局の新しいカタチ」との演題。

冒頭、「命の最後まで関わりたい」と旨とするところを述べ、

在宅から入る地域医療との連携の必要性について触れました。

薬歴管理や患者さんへのインタビュー、

処方せんのみのつながりではないチーム連携が大切と訴えました。

そして、「これからは予防医療やセルフメディケーションへの関わりがより大切になってくる」

と提言しました。


 

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「ドイツにはなぜ行きつけ薬局が存在するのか」とのタイトルで話した

ドイツ・ロッテンブルクでセントラルアポテーケ薬局を経営するアッセンハイマー育子先生は、

ドイツでも「2030年問題」として日本同様に高齢化が課題となっており、

この課題解決に薬局や薬剤師が積極的に関与していくとその取り組みを述べました。

また患者さんとのコミュニケーションについては、

「お薬をお渡しする時に、最低でも1つの質問、1つのアドバイスをするようにしている。

それによって患者さんの情報も集めることができる」と実践的に助言しました。

 

 

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ランチョンセミナーの際のお弁当は、フローラ薬局の管理栄養士さんが考案した薬膳弁当。

料理の一品一品について丁寧な説明もあり、これそのものが情報のつまったものでした。


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ロビーでは協賛各社がワークショップ。ハーブティーがふるまわれたり、

各種機器やサービスの説明会が行われたり。

 

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会場は全国から訪れた薬剤師や医療関係者でぎっしり。

プログラム後段では、JACP会員による実践レポートとして

静岡の杏林堂薬局の健康ナビステーションの展開事例、

大阪でCP化に取り組むネオプラスファーマのケースが報告されました。

 

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