2011.8.19更新
うらわ美術館
「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」
世界の絵本がやってきた①
こんにちは! 私、インターンシップでお世話になっている昭和女子大学3年の アキモトと申します。 絵本のチカラプロジェクトに参加させていただき、ブラティスラヴァ 世界絵本原画展の取材に同行してまいりました!
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「ブラティスラヴァ世界絵本原画展 ~世界の絵本がやってきた」 期間/8月31日(水)まで 場所/うらわ美術館 住所/さいたま市浦和区仲町2-5-1浦和センチュリーシティ3F 開館時間/10時~17時(入場は閉館30分前まで) 観覧料/一般 600円 大高生 400円 中小生 無料 休館日/月曜日 TEL/048-827-3215 http://www.uam.urawa.saitama.jp/
![]() うらわ美術館はJR浦和駅西口を降りて、徒歩7分 センチュリーシティビルの3階にあります
木目を基調としたあたたかみのある 落ち着いた雰囲気の受付エリア
今回で22回目。 世界最大規模の絵本原画展
ブラティスラヴァ世界絵本原画展は、2年に一度スロヴァキア 共和国の首都・ブラティスラヴァで行われる世界最大規模の 絵本原画展です。 今回は2009年に行われた第22回展に出品された作品が展示 されています。 日本からは1967年の第1回展以来、1993年を除き継続して出品 しています。 日本国内の巡回展は2000年からはじまり、うらわ美術館で最初 に展示を行ったのは2002年です。 国内審査は各出版社から寄せられた作品を、(社)日本国際児童 図書評議会(JBBY)が選考委員5名によって出品作を絞ります。 選ばれた作品は原画がブラティスラヴァへ送られ、4日間に わたる国際審査にかけられます。 出品条件は絵本がすでに出版されていること。1作家につき10点 の原画とその絵本(2冊まで)が審査の対象となります。
2009年展では世界37ヶ国から344名の絵本作家の原画作品 2437点が出品されています。 その中から日本の智内兄助さんが金牌賞を受賞しました!
★グランプリ(1名)
タシエス(スペイン) ⓒTássies
鉛筆でのスケッチ画が展示されていました。 モノクロのスケッチ画は 他の原画とも違った雰囲気でした
★金のりんご賞(5名)
![]() 「色!いろいろ!」 ピート・グロブラー(南アフリカ共和国) ⓒPiet Grobler
絵本には英語とスペイン語の2ヶ国語で 「色」を賛歌する詩が書かれています。 水彩の色使いがきれい♪
★金牌賞(5名)
「ぼくが生まれた音」 智内兄助(日本) ⓒ智内兄助
昭和の香りのする絵にあたたかみと どこか懐かしい雰囲気を感じました
第1部では受賞者11名の作品が展示されています。 壁面にはその原画が飾られています
原画の近くには座って受賞作の絵本を 手に取れるテーブル。 原画と絵本の違いを感じることができます。 原画には原画の、絵本には絵本の良さがあって 交互に見比べていると時間を忘れてしまいます
第2部では37ヶ国の出品国から1冊ずつの絵本と 国内選考を通った9名の日本人作家の 原画と絵本が展示されています
さらに特別展示として第3部では スロヴァキアの隣国チェコ共和国の 家庭用あやつり人形を紹介されています
他国から支配を受けていた時代があるチェコの人々にとって、 自分たちの伝統、言語を次世代に伝える人形劇は、単なる おもちゃではなく文化のひとつといえるでしょう。
また、うらわ美術館では、8月30日までの毎週火曜日・金曜日の 午前11時~11時30分の間、絵本の読み聞かせ会を行って います。(自由参加、無料)
子供たちも興味津々♪
絵本の読み聞かせ会の時間を除いた8月31日までの午前10時 ~午後5時は、創作コーナー「絵本の世界であそんじゃおう!」を 行っています。(自由参加、無料) 自由に工作したり、絵を書いたりできるコーナーとなっていて 出来上がった作品は展示することも持ち帰ることもできます。
ブラティスラヴァ世界絵本原画は8月31日まで! 夏休みの時間を使ってぜひチェックしてみてください♪ (文・写真/アキモト)
★次回は学芸員の滝口明子さんにうかがったお話をご紹介 します。お楽しみに!
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