2011.7.22更新

 

  

きょうの絵本

 

バージニア・リー・バートン作

 

『ちいさいおうち

 

 

 

  

  

『教文館 子どもの本のみせ ナルニア国』店長の川辺陽子さん

がすすめる絵本の3冊目は、バージニア・リー・バートンの

『ちいさいおうち』です。

 

 

『ちいさいおうち』

バージニア・リー・バートン作 石井桃子訳 岩波書店刊

 

ナルニア国 012.jpg

 

 

「きょうの絵本」でこの絵本が登場するのは種村由美子さんのとき

(バックナンバーNO.25)に続いて2回目です。

取材させていただいた2店の店長さんふたりがたてつづけに

選ばれたことに、この絵本の素晴らしさを再認識するとともに

3.11以降の日本をとりまく厳しい現実を振り返らずにはいられ

ませんでした。

 

あの穏やかな時間の流れのなかで、いつもそこにたたずんで

変わらない『ちいさいおうち』の存在。

小さい子は小さい子なりに、おとなは深く深く、いくつになっても

読める美しい絵本です、と川辺さん。

 

どうなるんだろうとハラハラされられますが、最後は自然の中に

戻り幸せをつかむことができる『おうち』に一緒に素直に喜べる

ことが、この絵本の最大の魅力であり、忘れられない1冊にして

いますともおっしゃっていました。

 

川辺さんの言葉を聞きながら、今の日本は、日本の国土は

あるいは未来の子どもたちは、

これまでの私たちと同じように素直にこの”共感”を覚えることが

できるのだろうか、とふと不安な気持ちも覚えました。

 

『おうち』のように、日本は自然をとりもどし幸せになれるだろうか、

いやむしろ、よりいっそう自然と幸せをとりもどした『おうち』への

思いが強まっているかも、

などなど、これまでとは違った見方をしている自分に気づき

ました。なんともやっかい(!)なことになりました。

 

この絵本を知らない方がいたら、ぜひ読んでいただきたい、

今こそ読んでいただきたい1冊です。(ミヤタ)

 

 

 

       

 

 

 

 

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