"オノマトペの魔術師 "
~生命の画家 木葉井悦子~
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新企画、「絵本日記」プロジェクトが進行中の絵本のチカラですが、先日軽井沢絵本の森美術館で開催された、「生命(いのち)の画家 木葉井悦子(きばいえつこ)の世界展」に行ってきました♪
木葉井さんは57年の生涯に17冊の絵本を創作し、生命のつよさを感じるような温かく豊かな色彩に溢れた作品が魅力で、現在も多くのファンを魅了し続けています。
今回の展示では、木葉井さんの手がけた絵本作品や挿絵の原画から、タブロー(額絵)やペン画の作品が一挙に公開されました。
数多くの原画と絵本を見ながら気になった点は、オノマトペ(擬声語)の使い方がとても面白いところ。
※オノマトペ (擬声語) きらきら、とぼとぼ、わんわんなど感覚的な表現をしている言葉。日本は世界にまれなオノマトペを非常に多く使っている国。(米国の5倍とまで言われている。)
「みずまき」は太陽が照りつける暑い夏の日に、女の子が水をひたすらまくというストーリーですが、水の音がこんな表現に。
しゃく しゃく しゃく
こち こち こち
ちゃく ちゃく ちゃく
なむじゃぶ なむじゃぶ
なんて不思議な表現!
絵とオノマトペがいっしょになることで、まるで魔術のような不思議なチカラが生まれる。特に木葉井さんの作品は生命の息吹を感じる力強い描写・躍動感があり、「しゃくしゃく」「こちこち」といった摩訶不思議なオノマトペと妙に相性がいい。
忘れていた?懐かしい感覚
こどもは特にオノマトペが大好きで、例えば読み聞かせをするとオノマトペの部分で足をだんだん!と鳴らしたり、騒いだり、赤ちゃんは、きゃっきゃ!と笑顔になったり、元気になるらしい。
せっかくなので、オノマトペがうまく使われている有名作家の3作品をご紹介♪
「わたしのワンピース」西巻 茅子
まっしろなきれ ふわふわって そらからおちてきた
ミシン カタカタ
わたしのワンピースをつくろうっと
ミシン カタカタ ミシン カタカタ
「風の又三郎」宮沢賢治
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
「もこもこもこ」谷川俊太郎
もこ もこ
にょき にょき
つん ぽろり
ぱく
「ふわふわ」「どっどど」「ぱく」…やっぱり不思議な表現。大人の大半が首をかしげます。でも、こどものころは誰もが楽しむ感覚があったはず?!
ちなみに、夏目漱石は無音の世界に「しん(森)」という音を聞いたといいます。
五感を使い、絵と言葉に音を聞いたり、匂いを感じたり、色を感じたり…オノマトペをうまく使った絵本は、忘れていた大切な感覚が蘇る、そんなチカラがあるのではないでしょうか。
~PB研究員のひとこと~
例えば、大人が元気になるオノマトペ絵本があるとしたら… ちょっと疲れた時、落ち込んだ時の一冊! "小さな小さな癒しの絵本”(仮)
「ゆるゆる」「うきうき」「うらうら」「ぽわぽわ」「ほわわわ」
※このオノマトペにそれぞれ癒し系イラストが入る。 ※ミニサイズの絵本。(縦7.7㎝ 横5.4㎝)
ちょっとつくってみました♪
もうちょっとブラッシュアップしないとだめですね…(涙)
アイディアをもっともっと出しあおう♪
次回へ続く♪
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「オノマトペ」絵本、おもしろい試みだと思います。
少し、んっ?、と考えたのは、文字(音)が先か、絵が先か、です。少なくとも、ある情景や動作を表したものであるならば、頭の中には絵が先にあるはず。
それならば、「癒し」(もう、この言葉は使うのが恥ずかしい)の情景を考えてから、オノマトペを付けていくのが作業としてはやりやすい。「お茶を呑む」だったら、「ズッズ ズズズズズ」。あまり癒されませんね(笑)
この企画、おもしろいと思います。期待しています。
はしのさま
コメントありがとうございます。
文字が先か、絵が先か、はたまた一緒でもいいのか?いろんな方法がありますね。
それから、例えばオノマトペのみにして、音をつけるという方法も面白いかもしれないです。
それから音を元に絵で表現するのもまた楽しそうですね。
偶然ですが、こんな本の紹介を見つけました。
以下、「児童文学評論」 No.148 http://www.hico.jpからの引用です。
「『もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻』(西村敏雄 偕成社 2010)
オノマトペを楽しむ一冊。見開右に、オノマトペの入った言葉と、そのオノマトペの意味説明があり、左に絵がある構成。西村ですから、ベタです。「おいしいパンをたべすぎて おなかがぱんぱんだ」で絵はお腹のふくれたパンダです。このベタにいちいち突っ込みを入れてはなりませぬ。これはおもしろいのだから。(ひこ)」
全体を見ていないのでわかりませんが、オノマトペではなくダジャレにちかいものかもしれません。参考になれば。
タジャレをまじめにする。
そういったユーモアが今の日本広告には
欠けているところなのか・・・と、
ハッとさせられる瞬間でした。
単に不景気だから広告が無くなっているだけではなく、
そういった楽しさが失われているところも
広告の見直しの始まりなのかもしれませんね。
その点、iPadやiPhoneは心を鷲掴みしているんですね。
新しい絵本の在り方もこのあたりに存在してそうですね。
オノマトペは私の1歳の娘もとても喜びます。
私も手づくりでオノマトペ絵本に挑戦してみようかと思います。