"手のひらの劇場"が外へ飛び出した

 

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先日、絵本作家・染色家の田島征彦さんが出品されている京都で開催中の「祇園祭展」に行ってきました♪田島さんは淡路島で畑を耕しながら自給自足の生活を送り、数々の素晴らしい作品を世に送り出している日本を代表する作家の一人です。

(上部画像は田島さんの処女作絵本「祇園祭」の表紙です。)

「祇園祭展」は京都にある「染・清流館」にて開催中の染色展示会で、今年(2009年)が第1回目となり、田島さんはその企画や人選を引き受けています。その展示会で田島さんが出品されるとお聞きしたので、是非行ってみたいと思っていた所でした。

 

私はタイミング良く京都に行くことになり、わくわくしながら

 

みなみ:「月曜日、行かせて頂きます!」

 

と田島さんにご報告。 すると

 

田島さん:「染・清流館は月曜日休みです。」

 

みなみ:「ショック!」

 

田島さん「ビルの上から2m×14mの大きな祇園祭の

       下がっている。その大作なら休館日でも見られるはず。」

 

みなみ:「そんなに大きな作品が?!せめてそれだけでも!」

 

ということで、

少し残念と思いながらも、はりきって京都へ! 

 

「染・清流館」は烏丸駅から徒歩5分程歩いたところにあります。賑やかな大通りから少し小道に入ったところに、遠くからでもはっきりわかるほどの大きな型染めがビルから下がっているのが見えました。

 

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なんて大作!今にも動き出し、声が聞こえてきそうな祇園祭の型染め。(2m×14m)

少しだけ中の様子をご紹介♪

 

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祇園祭の大きな屏風が飾られています。

近くで見たらもっと迫力がありそう。

本当に中に入れなかったのが残念でなりません。 

(画像:田島さんご本人撮影。暖かいお心遣い、本当に感謝です。)

 

そもそも田島さんが「祇園祭」と深く関わるようになったのは処女作絵本1974年「祇園祭」(童心社出版、世界絵本原画展で金碑賞)から。この絵本は祭りを創り上げる側から描いた作品で、強い町衆の息吹きを、眼の奥に焼き付けた感動的な情景を黒と鮮やかな彩色の型染めで見ることができます。田島さんが書かれているエッセイ「ピコちゃんを食べた」(飛鳥出版室)に絵本完成までの長い道のりが書かれているのですが、生活の全てを一冊の絵本に捧げる作家の姿には人々の心を動かす強いがあります。

 

今回、田島さんの作品から「絵本」のイメージは、ページを1枚ずつめくっていく"手のひらの劇場"のようなものだと思っていたのですが、この「祇園祭展」の作品はその概念を覆すような力を持っていると感じました。

 

 

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田島征彦さん プロフィール

 

1940年大阪府堺市生まれ。画家。京都市立美術大学染織図案科卒。「じごくのそうべえ」で第1回絵本にっぽん賞受賞。世界絵本原画展金牌、小学館絵画賞、ライプチヒ国際図書デザイン展銀賞受賞。他に「そうべえごくらくへゆく」「そうべえまっくろけのけ」(以上童心社刊)など。

 

※田島征彦さん ウェブサイト 「たじまのんのんてい」

http://www.eonet.ne.jp/~tajima-yuki-syu/

 

※「染・清流館」 ウェブサイト

 (「祇園祭展」は2009年7月24日まで開催中。)

http://someseiryu.net/

 
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コメント(7)

■ はしの :

田島さんといえば『じごくのそうべえ』。染物をやられると、こんな感じになるんですね。緻密なのにのびのびしていてステキですね。

みなみ :

コメントありがとうございます!
そうなんです。田島さんは他にも版画やエッセイなどもされているみたいです。「じごくのそうべえ」は私が小学生の頃、あの独特の画風とストーリーに衝撃を受けてとても印象に残っていた絵本です。

先週土曜日に池袋の「ここ!ふらここ」というギャラリーで開催されていた「かえる展」のオープニングパーティーへ行ってまいりました♪田島さんもいらしてました、それから他にも著名な作家さんたちが多数参加され、活気溢れる素敵な会でした。

「ここ!ふらここ」ギャラリーのご紹介

http://www.furacoco.co.jp/

■ たけいし :

こんなスケールの大きい作品がビルから下がっていることなんてなかなかないことですよね。一度生でみたいのと、京都祇園祭にも一度いってみたいですね。

みなみ :

たけいし さま

コメントありがとうございます。
本当になかなかないことだと思います。
手作業でこれだけの作品を仕上げるのは
並大抵じゃないですよね☆

それから、ちょっと気になっているのが
最近、“絵本読み聞かせプチブーム”
がきているのではないか?と思ってます。
企業や商業施設、学校イベントなどの
広告やチラシ、ウェブなどでも見かけるようになりました。
ちょっと前まで読み聞かせは「子どもとお母さん」
のイメージだったのですが、そのイメージが
変わりつつあるのかなぁと思っています。
私が参加した、都内絵本カフェでの
読み聞かせイベントは参加者約50名中、
女性8割、そのなかで大人(40代~60代くらいの女性)
子ども1割、男性1割といった感じでした。
それから、日本デザイン専門学校さんの絵本学科の
学生さんが最近都内の書店などで読み聞かせ活動などを
行っているみたいです。
素晴らしい活動ですよね。

日本デザイン専門学校 絵本学科HP↓
http://www.ndc.ac.jp/course/picturebook.html

「ehon-ehon.com」ブログ
http://blog.ehon-ehon.com/article/30027943.html
↑紀伊国屋書店での
「おはなし会 byえほんの学校」の様子

■ みなみ :

田島さまの末娘、かのこさんのブログで
絵本のチカラをブログでご紹介いただきました♪ありがとうございます!↓
http://onokorojima.blog.eonet.jp/default/2009/07/post-7772.html

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