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普段よく食べている物が、実は体を冷やす原因になっているかもしれません。そこで今回、漢方医学に基づいた冷えの治療を行っている石原新菜先生に体を冷やさない食事についてうかがいました。


食べ物の”陰陽”を知り

少しずつ食事をチェンジ

漢方には〝陰陽論〟という考え方があります。全ての物は陰陽に分けることができ、バランスをとりながら存在していると考えられてきました。体質が陰陽に分けられるのと同様に、食材も体を冷やす「陰性食品」と体を温める「陽性食品」に区分できます。

食べ物の陰陽は産地などで見分けることもできます。バナナなど、南方産の物は体を冷やす陰性食品ですが、りんごなど、北方産の物は陽性食品となります。その他、野菜ではレタスや白菜などの葉野菜は陰性食品、ごぼうやにんじんなどの根菜類は陽性食品です。また、精製されている白っぽい物は陰性食品が多く、精製されていない黒っぽい物は陽性食品が多いのもポイントです。

体が冷えやすい体質の人は、陰性食品を控え、陽性食品を積極的に摂るようにしましょう。例えば、普段食べている白米を玄米に、料理に使っている白砂糖を黒砂糖に、ごはんと一緒に飲んでいる麦茶をほうじ茶に替えるなど、毎日取り入れる物を少しずつ陽性食品に置き替えるとよいですね。また、陰性食品を摂る時は温めたり、陽性食品と組み合わせたりして食べるのが体を冷やさないコツです。

 

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「ザ・和食」が一番!

陽性食品を多く摂るには、玄米、みそ汁、納豆、焼き魚、野菜の煮物などの〝和食〟がおすすめ。中でもみそ汁は、温め効果が抜群のため、毎日の食事に取り入れてほしい一品です。みそは、大豆に塩、麹菌を加えて熟成・発酵させた陽性食品で、適度な塩分を補うこともできます。

よく塩分の摂り過ぎを心配する声を聞くのですが、体が冷えている人は、適度な塩分を摂ったほうがよいと考えます。塩はみそと同様、体を温めてくれる陽性食品で、新陳代謝を上げる作用があります。また、筋肉の縮や骨の形成、血液や涙、汗などの体液をつくる上でも欠かせないものです。塩を選ぶ時は精製されている物ではなく、ミネラルが豊富な自然塩を選ぶのもポイントです。


Dr. 新菜のおすすめレシピ体の芯から温まる「しょうが紅茶」

 

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陽性食品である紅茶にすりおろしたしょうがをスプーン1杯程度加えればでき上がり。忙しい時はチューブタイプのしょうがでもOK。しょうがは熱を加えると温め効果がさらにアップします。甘くしたい時は、陽性食品である黒砂糖をプラスしましょう。

 

お話をお伺いしたのは、イシハラクリニック副院長 石原新菜先生

温育マガジン2018春号より抜粋〕

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