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香港では、朝ごはんに温かいお粥を食べるのが食文化の一つとして根づいています。朝、お粥を食べると体にどんなよいことがあるのでしょうか。中医学博士の楊さちこ先生に本場仕込みの香港式白粥の作り方を学びながら“食養生” の知恵を教わりました。

 

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香港人に学ぶ

お粥は朝に食べるのが一番

健康長寿世界一の香港では、「食で体を温める」ことがとても大切にされています。特にお腹の温めは重要。お腹が冷えていると、胃腸の働きが低下して消化吸収が悪くなり、体に十分な栄養を取り入れることができなかったり、下痢などの不調を招いたりする原因になってしまいます。

中医学の考え方が定着している香港では、お粥は胃腸の働きを整えてくれる物として親しまれています。お粥を食べることで胃腸が整い、消化吸収がよくなると栄養をしっかりと体に吸収できるようになります。熱もつくり出しやすくなり、体が温まります。

お粥を食べるのに最も適しているのは朝。中医学では、内臓の排毒が終わり、胃腸が動き出し、消化吸収がよくなるのが午前7時から午前9時の間といわれています。そのため、温かくて、お腹に優しいお粥は朝ご飯にぴったりなのです。


お粥に期待できる10のいいこと

【お粥10徳】

1 _ 血行をよくして、顔色をよくする。

2 _ 体力、気力を強くする。

3 _ 寿命を延ばす。

4 _ 胃に優しく、心身を安らかにする。

5 _ 頭の働きがよくなり、弁舌も流暢に。

6 _ 宿便を除き、胸がつかえない。

7 _ 風邪をひかない。

8 _ 飢えを防ぐ。

9 _ 喉の渇きを癒す。

10 _ 大小便の通じがよくなる

(『粥有十利』より作成)


香港式白粥レシピ

 

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【材料】(4〜5人分)

米 .......................................1カップ

水 ....................................10カップ

干し貝柱 .................................4個


【作り方】

1.洗米

ボウルに米を入れ、水をたっぷりと注ぎ、サッとひとかきして水を捨てる。再び水をたっぷりと注ぎ、両手のひらで優しくもみ合わせるように米を洗う。水が白濁したら水を捨て、水に透明感が出るまで2~3回繰り返し洗った後、ザルに上げる。

2.吸水

ザルに上げた米をボウルに入れ、たっぷりの水を注ぎ、常温で15~30分つけておく。

3.沸騰した湯に食材を入れる鍋に水を入れ、強火にかけて沸騰させる。沸騰したら、吸水させた米をザルに上げて軽く水切りし、湯に入れる。戻した干し貝柱を汁ごと加え、玉杓子などで全体を優しく混ぜる。

※干し貝柱は、一晩水につけて戻しておく。

4.かき混ぜて煮る

再びグラグラと沸いたら弱火にし、米の粒が割れないよう、全体を優しく混ぜる。

5.蓋をして炊く

少しずらして蓋をし、弱火で30分くらい炊く。時々、鍋底に米がくっつかないように、かき混ぜる。とろみが少し出て、米が軟らかくなれば完成。最後に干し貝柱を取り出してほぐした後、戻し入れる。


●朝粥を続けるための早ワザ!テクニック

時間のない朝でも、パッと時間を短縮してお粥を作るには、米をまとめて洗っておき、小分けして冷凍保存するのがポイント。「米開花=米が開く」といって、米に水が浸透しやすくなるため、通常30分くらいかかる煮込み時間を10分程に短縮できます。※作る分量や使用する鍋、火力などにより煮込み時間が異なる場合もあります。



ホタテやチキンで

おいしさと栄養をプラス

日本のお粥は、一般的に米と水を一緒に火にかけますが、香港式の場合はグラグラと沸騰したお湯の中に米を入れます。これが一番大きな違い。食べた時に、ブツブツ感がほとんど残ってないのも香港式白粥の特徴です。

シンプルに米と水だけで作るお粥でも十分ですが、うま味が凝縮された干し貝柱を加えることでおいしさがグッとアップ。そして、疲労回復や滋養強壮、保湿、老化防止など、栄養面でも優れた効果がプラスされます。干し貝柱以外に、鶏のもも肉やむね肉でとったチキンスープ※を水の変わりに加えても、おいしい香港式白粥が作れます。

※チキンスープの作り方

(2枚)と水(1ℓ)を鍋に入れて、中火にかける。沸騰したら、しょうがの薄切り(数枚)と塩(少々)を加え、蓋をして20~30分煮る。途中、アクが出てきたらすくい取る。

 

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「セロリ×なつめ」で

心と肌を整えよう

 

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香港では基本の白粥に、体の症状や季節の変化に応じて体に補いたい栄養素を具材として加え、アレンジします。

例えば、春は寒暖差が大きいことで自律神経が乱れやすく、疲れを感じたり、就職や転勤など、生活環境の変化よりストレスを感じやすくなったりします。また、暖かくなり薄着になる季節ですが 朝晩は肌寒く冷えを感じることも。体が冷えると肌表面の代謝が悪くなり、肌が乾燥しやすくなります。

これらの症状を改善してくれる食材としておすすめなのが、セロリとなつめ。セロリ特有の香りはストレスを和らげる作用があります。また、カリウムが豊富でビタミン、ミネラルなどをバランスよく含んでいるため、むくみの改善や美肌効果が期待できます。東洋のスーパーフードと呼ばれるなつめは、貧血予防や冷えの改善、イライラなど心の乱れを整えてくれるのに有効です。

 

 

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