常々。平常。平日。それらのライフスタイルの中で、長持ちするもの、継続するもの、その価値。スタイル。このようなものを大河ドラマの「平清盛」に引っ掛けて、「平長持(たいらのながもち)」と言ってみました。この「平長持」は、言い換えればサスティナブル ・バリュー。成熟社会にこれ以上重要な価値もありません。問われているのは長持ちするロング ・コンセプトであり、ロング ・バリューであり、ロング ・マネジメントです。日常の中における継続する知恵、手法、商品、サービス。買っては使い捨てる新品消費に明け暮れていた時代は終わり、これからの市場はいいものを丹念に使い続ける「平長持」市場です。物も、人も、サービスも、企業も、文化も、長持ちした哲学や価値が見直され、社会は本当の成熟期を迎えます。修復、修繕などのリサイクルも大きく伸びてくるでしょう。この「平長持」志向に美的に磨きをかける感性が働き、洗練された新しい「平長持」消費が起こっています。未曾有の大震災は、顧客の心理に大きな変化を与え、大量消費文明に歯止めをかけ、本当の「質」を持つもの、継続する価値を持つものにしか評価を与えない「平長持」時代を招来しました。価値観の大きな地殻変動が、ゆっくり、静かに、しかし着実に進行しています。「平長持」の目で、洗練されたベーシックを見直してください。
■日常的な「急須」を追究し、人間国宝へ。
一般家庭で日々使われている身近な器、急須。この造形の追究に生涯を懸け、人間国宝にまで上り詰めた陶芸家が三代山田常山だ。国宝の認定は、陶芸の技法ではなく、急須“常滑焼”という器種によるもので、急須に対する評価を高めた。初代、二代が中国伝来の端正な形を模した急須づくりを受け継ぎながら、三代は「和」を意識し小さな急須などを作成。彼の作品を回顧する「三代山田常山」展が2月19日まで、丸の内の出光美術館で開催中(日経1/18)
■『古事記』編纂1300年、今に続く「やまと言葉」。
今使われている日本語の語源をたどると「先祖の質朴な暮らしや親交の原風景が見えてくる」と國學院大學神道文化学部の茂木貞純教授は話す。日本には縄文時代から育まれた固有の文化があり、春夏秋冬で神々を祭る伝統祭祀が確立。その姿や精神文化は「話し言葉」で語り継がれていた。それを漢字も交えて記録した最初の書物が『古事記』だ。「やまと言葉」の感性は、現代の暮らしにも生きている。例えば“さ”は稲を実らせる霊・穀が神を指す言葉で、田植え期の言葉に多く使われ、今にも残っている。皐月は田植え月、五月雨は田植えの時期の恵の雨のこと (日経おとなのOFF2月号)
【ネクシンクの編集会議、公開中!】
ネクシンクでは、毎週の編集会議を皆様に公開、
どなたでもご参加いただけます。(1回3,000円)
谷口正和の分析をぜひ生でご覧ください。
・2月9日(木)10-12時半
・2月16日(木)10-12時半
ご参加希望の方は、ご希望の日時を編集部までご連絡くださいませ。
ネクシンク編集部 email:fp@jlds.co.jp
TEL:03-5457-3048


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