使命の子

使命。ミッション。何のための企業か。何のために生きるのか。誰しもがミッションボーイ、ミッションガール、ミッションカンパニーの時代です。何らかのテーマに対する貢献と奉仕、それがあっての生き方、企業です。その「使命の子」としての自覚が、ようやく顕在化する時代になってきました。ボランティアもパトロナイズもチャリティもフィランソロピーも、すべて「使命の子」認識が生み出す利他的行為。未解決領域だらけの地球社会に対して、私が、わが社が率先して解決にあたろう。社会と他者のために役立ちたい、この信念なくして、21世紀の生き方も企業も成り立たないということです。ミッションを生き方と経営の中に顕在させることが、21世紀のデファクトスタンダードになろうとしています。同じ「起業」でも、この使命感に支えられたソーシャルベンチャーであることが必然になりつつあります。個人財を社会財へ、社会財を地球財へ。20世紀には特別な人々の特別な領域と見られていたことが、一気に普遍化しつつあるということです。ミッションを再定義し、自らをリ・コンセプトし、「使命の子」として行動を変える。地球遺産のようなかけがえのない人類の遺産に対する旅が静かに人気を集めているのも、観光でさえも「使命の子」コンセプトが浸透し始めているということです。我がミッションとは何か、今「使命の子」認識が問われ始めています。

<事例情報>

■「貧困児童」のために歌を歌うシャキーラ。

コロンビア出身の世界的歌姫シャキーラは、8歳の時に父が破産し、一気に苦しい環境に追い込まれた。そのシャキーラを父はある公園に連れて行ってその光景を見せた 。そこには裸足でシンナーを吸っている身寄りのない子供たちの悲惨な状況があった。シャキーラはその時、「今日のことをしっかり覚えておこう」「いつか成功したら、こういう子供たちのために何かをしよう」と決意した。今彼女はユニセフの親善大使を務め、コロンビアに小学校をいくつも作り、貧困児童の救済を目指す財団ALASを設立して活動している。使命感が歌手シャキーラを作った(ビッグイシュー6 /15号)


■「社会企業家」を作る「公共未来塾」開講。

環境や子育て・若者の自立支援など、社会の課題解決をビジネスで行うのが「社会的企業」。その起業支援を目指す「iSB公共未来塾」が第1期受講生募集を開始した。記念シンポジウム「地域で活躍する社会起業家が登場!新しい公共のカタチを語る」を7月10日開催。ビジネスプランに必要な授業を無料で受講可能。研修後、社会起業プランを提出すると、起業支援金(50万円前後~500万円)を受けられるビジネスプランコンペに参加できる(ヨコハマ経済新聞6 /25)

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情報分析は谷口正和が担当します

「NEXTHINK」は、マーケティング・コンサルタントの谷口正和が、世の中にあふれる情報をフラットに見渡し「常に『次』を考える姿勢」をもって次なる価値潮流を見切っていく週刊マーケティング情報誌です。経済専門誌からインディーズ・マガジンまで、約100のメディアからその週の新しい事実、特徴的な情報をピックアップし、3つのコンセプト・キーワードに転換、分析。それを裏付ける事例情報と共にファクス又はメールでお届けしています。


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