次の方どうぞ

今、商品も販売方法も価値観も、大きな転換期に来ています。それは旧マーケットは消滅の方向にあり、新マーケットは誕生の方向にあるということです。消滅と誕生、まさに「次の方どうぞ」の時代です。今顧客は、その双方を同時に目撃しています。ショップ ・イン ・ショップで、誕生のチャンスをうかがう新しいバリュー ・トレンド。あっという間に縮小へと向かう旧業態、旧商品。新しい価値提示とそのスタイルが、「次の方どうぞ」と顧客から招かれて、主役の座に就き始めています。顧客自体も「次の方どうぞ」と変化しつつあり、中国をはじめ東アジアを中心とする新たなるパワー ・カスタマーが次なる主役になり始めました。情報の時代はそのまま変化の時代であり、グローバルの時代は変化領域もまたグローバル化します。どのようなマーケットも、この「次の方どうぞ」という波を乗り越えなくてはなりません。消滅する側にいるのか、誕生する側にいるのか、世界中が旬の波に包まれていく時、旬を取り込んだほうが生き残るのは確かでしょう。ダーウィンの言うとおり、「最も強いものや最も賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残るのだ」。今こそライブ=今を生きる時。長い間「次の方どうぞ」を連続してくぐり抜けてきた老舗も、実はその底にあるのはクリエーションであり、イノベーションであり、新しさへの果敢な挑戦なのです。


<事例情報>

■米国で急上昇する「ネット販売」。

09年度の米ネット販売高(乗用車、旅行関連、処方箋を除く)は前年比11%増の1,552億ドル。すでに全米小売売上高の6%。調査会社フォーレスター・リサーチは米国のネット販売は今後5年間、年率10%の勢いで伸び、2014年度の販売高は2,490億ドルと予測。買い物客の53%がネットを見て買い物をする。「米最大の靴売り場」ザッポス・ドット・コムは、ネット販売の特性を生かし、「24時間」「低価格ディスカウント」「送料無料・返品自由」戦略で、この10年間で売上高10億ドルを達成。店舗販売からネット販売へ、小売業の主役の座が交代 (繊研新聞5/18)


■これからの情報源は「アプリ」に移る?

「アプリケーションで生活快適化!?」特集。iPadの登場でさらに活気づくスマートフォン市場の目玉は「アプリ」。アロマ情報、ヨガ学習、料理教室、グルメガイドなど、自分の好みに合わせて、多種多様なコンテンツがダウンロードできる。アップルが運営するApp Storeでのアプリの累計ダウンロード数は今年1月段階ですでに30億本超。日本上陸でアプリ市場の爆発は必至。AR(拡張現実)のセカイカメラもすでにアプリ化。スマホアイドルの三枝こころさんなども登場している。これからの情報源の主役は「アプリ」になる可能性大(メトロミニッツ6月号)

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情報分析は谷口正和が担当します

「NEXTHINK」は、マーケティング・コンサルタントの谷口正和が、世の中にあふれる情報をフラットに見渡し「常に『次』を考える姿勢」をもって次なる価値潮流を見切っていく週刊マーケティング情報誌です。経済専門誌からインディーズ・マガジンまで、約100のメディアからその週の新しい事実、特徴的な情報をピックアップし、3つのコンセプト・キーワードに転換、分析。それを裏付ける事例情報と共にファクス又はメールでお届けしています。


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