自由市場の時代

市場の自由化が進行しています。既成の枠組みをらくらく破って、いろいろな「自由市場」が生まれています。文字通り、フリーマーケットの時代です。都市で農業や農作物を楽しむシティ・ファーマーが増えていますが、このファーマーズ・マーケットも、「自由市場の時代」の産物です。「自由市場の時代」を促進するのは、自分たちで自由にライフスタイルを作り出していきたいという顧客の自由願望と、インターネットをはじめとする自由メディアの発達です。中抜き、直結型の「自由市場」が、出版をはじめとする既成業態に革命をもたらしつつあります。個人が作ったプライベートレーベルが、インターネットやフリマを介在して、もう1人の個人に直結する時代が来ました。個人が個人に自由に出会える時代です。エンドユーザーがファーストクリエイターでありファーストアーティスト。メーカーと消費者といった既成の壁は崩れつつあります。誰でも参加自由、生産自由、取引自由の「自由市場の時代」です。生産と消費を分けない「自由市場の時代」の到来です。誰もが自由に自己感性を表現できる自由感性市場の時代。個人の自由感性が、社会や政治、市場やビジネスを根底から変えていくでしょう。路上からメディアまで、「自由市場」があふれ出してきました。残された課題は「伝え方の革新」です。どう素敵に共感性高く伝えるかの創造競争です。

<事例情報>

■作者から読者へ、電子書籍が出版自由化。

ついに日本でも出版社の「中抜き」が始まった。既存の出版社を通さず、書き手が直接電子書籍を出す。瀬名秀明、桜坂洋ら第一線作家が電子雑誌「AiR エア」を作り、発売した。アップル社のiPad、iPhone用に先行版350円で配信。内容は400字詰め原稿用紙換算で計500枚以上。瀬名氏は「魔法」、桜坂氏は「デビルマン魔王再誕」など、新作小説、エッセー、評論などで構成する。来月には内容を追加した正式版を600円で配信。ニューメディアの登場が、出版の世界に自由な流通をもたらす(asahi.com6 /16 )


■気分を自由開放、「朝シャン派」が増加。

「朝にシャンパンを楽しむ」のが「朝シャン派」。欧米のホテルでは一般的とされているが、日本の30~40代女性にも急増中。リッツ・カールトン東京では朝食時にシャンパンを提供し、シャンパンに合うキャビアをふんだんに使った卵料理を用意している。同ホテルは「昼シャン」もあり、毎週日曜のドン ぺリニヨン サンデーブランチは予約必至の盛況ぶり。2時間飲み放題になるセット(1万5,950円)が一番人気。女性が求める自由なセンスと気分が、新しい感性型市場を生み出しつつある(日経MJ6 /14 )

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情報分析は谷口正和が担当します

「NEXTHINK」は、マーケティング・コンサルタントの谷口正和が、世の中にあふれる情報をフラットに見渡し「常に『次』を考える姿勢」をもって次なる価値潮流を見切っていく週刊マーケティング情報誌です。経済専門誌からインディーズ・マガジンまで、約100のメディアからその週の新しい事実、特徴的な情報をピックアップし、3つのコンセプト・キーワードに転換、分析。それを裏付ける事例情報と共にファクス又はメールでお届けしています。


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