そうだ 田舎、行こう。

「そうだ 京都、行こう。」ではありませんが、「そうだ 田舎、行こう。」の時代になりました。営々と歩み続けてきた近代化、工業化、合理化から、人間性復権と自然回帰の時代へ。自然と共生すること、自然と親和すること、このような生き物としての人間本来のあり方が、ごく自然に生活の一部となる時代が来ました。そのシンボルキーワードが「田舎」。都市の中の田舎復権、ライフスタイルの中の田舎通い、おしゃれの中のファーマーズスタイル、食の中の自然食人気、旅としてのグリーンツーリズム、農泊。みな「そうだ 田舎、行こう。」現象です。よく見れば、それら「そうだ 田舎、行こう。」現象は、すべて都市と田舎のクロスライフスタイル現象であり、個人的なライフデザインとしての田舎願望です。心理的田舎願望と言えましょう。都会と共生する田舎、日常の中に組み込まれた田舎、週末の田舎、庭の中の田舎、カントリースタイルとしての田舎、スモール ・コミュニティとしての田舎。「そうだ 田舎、行こう。」とみんなで田舎に会いに行くような時代なのです。これは21世紀の大きなライフスタイル転換のひとつでしょう。「そうだ 田舎、行こう。」現象は、進行することこそあれ、引き返すことのないライフウェイデザインのひとつでしょう。「そうだ 田舎、行こう。」。このキーワードを、どのような事業計画、商品計画においても、必ず組み込むことを忘れないでください。

<事例情報>

 ■ファーマーのためのメディア会社。

「ウィンドローズ・ルーラル・メディア・トラスト社」。英国ドーセッツ州の田舎、コッツウォルズの牧草地帯にある。元BBC出身のメディアマンが田舎に住む人を助けるために起こした。事業の一つは「ファームラジオ」。農家の人々が自ら地元情報を伝えるラジオ番組。長老のおばぁちゃんのインタビューをしたり、畑の中に遊歩道を作る計画を取材したり、田舎の毎日を農民が主役となってオンエアする。もうひとつの事業は「フィルム保存プロジェクト」。昔の写真やフィルムをデジタル化して保存する。田舎を守る田舎の会社 (ソトコト6月号)


■“東京農民”のための「農民カフェ」も登場。


東京に「農家」コンセプト店続々。3店舗を展開する「農家の台所」(東京・恵比寿ほか)は約300軒の契約農家から、特に質の高い農家を“篤農家”として店内にポスター掲示。“東京農民”のための「農民カフェ」(下北沢)はスタッフが千葉県内の水田で育てた有機米を提供。古民家を改装した店内はこたつもある。「農」の字をデザインしたTシャツも販売。都市が田舎を楽しむ時代(サンケイエクスプレス5/2)

サンプル版

情報分析は谷口正和が担当します

「NEXTHINK」は、マーケティング・コンサルタントの谷口正和が、世の中にあふれる情報をフラットに見渡し「常に『次』を考える姿勢」をもって次なる価値潮流を見切っていく週刊マーケティング情報誌です。経済専門誌からインディーズ・マガジンまで、約100のメディアからその週の新しい事実、特徴的な情報をピックアップし、3つのコンセプト・キーワードに転換、分析。それを裏付ける事例情報と共にファクス又はメールでお届けしています。


RSS