時代の転換期は、価値観がゼロへ戻ろうとします。ニュートラル、中間ゾーンに回帰しようとします。次なる新しい価値観へとシフトするためには、「バック・トゥ・ゼロ」タイムがいるということです。真っ白なキャンバスに絵を描き直す時と言ってもいいでしょう。この「バック・トゥ・ゼロ」コンセプトを支える最大の力は「自己解決」です。他者に依存することなく、自らで課題、問題を解決できる自己解決力が求められています。問題解決には自己解決、共同解決、プロ解決の3つのシナリオがありますが、今は自己解決重視の時です。初心に帰り、原理原則に戻り、創業の魂を再確認する。従来の価値観や市場を占めていたものは、圧縮され、厳選され、ゼロへと近づいて行きます。その結果生まれた新たな余地に、次なる価値観と市場が生まれてきます。「バック・トゥ・ゼロ」の時は、だから逆説的にニュー・トライアルの時でもあります。「バック・トゥ・ゼロ」を新たなエネルギーととらえ、時代の追い風に乗りましょう。変革の速度を上げましょう。過去の成功体験も、開発視点も、すべて一度「バック・トゥ・ゼロ」。フラットなニュートラル状態に戻り、そこから出発です。「バック・トゥ・ゼロ」の時は、未来への夢、意志、ビジョンなどを積極的に打ち出す時でもあるのです。ゼロに戻るのは進むため。ゼロに戻るのは再認識のため。「バック・トゥ・ゼロ」はパラダイム転換のためです。
<事例情報>
■大学教育にゼロ発想「全部英語」。
秋田県にある開学04年の「国際教養大学」。その特色は卒業に必要な124単位すべての授業が英語で行われること。体育まで英語だ。在学生の約20%が海外からの留学生で、専任教員の半数以上が外国人。在学中、1年間の海外留学が卒業条件だが、留学できるのはTOEFLスコア550以上。このスコアを取らないと必然的に卒業できない。卒業率50%という厳しさだ。1年間は全員寮生活、学内図書館は24時間365日開館。入学式も英語で行われる。就職率100%を誇る新しい大学作りへのゼロ発想(女性自身4/27号)
■「痛勤」からの発想転換「自転車通勤」。
自転車で会社に通勤する「自転車ツーキニスト」ブーム到来。「春、初心者でも分かる自転車超入門」として特集。実践者によれば「ダイエット効果」「健康にいい」「満員電車からの開放」「通勤時間の節約」「交通費の節約」「経済的に得」「街が身近になる」などのメリットがある。初心者にもオススメの一台、あったら便利な自転車アイテム、大事な愛車を盗まれないための防犯テクニック、超初歩的なQ&Aなど初心者向けに分かりやすく紹介(サーカス5月号)


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