江戸美学研究会|「江戸のデザイン」と「江戸の生活文化」を研究するクラブ「エビケン」です。

ぶろぐ

『伊勢という字を書いた紙をのむ』

懐妊を知るにはいかに

あ、もしやと思ったら
妊娠判定薬でサクッと妊娠か否かは一応気軽にわかる現代。
江戸時代は懐妊か否か知るのも体当たりなのであった。
さしづめ『女性の品格』のお江戸版『女重宝記』によると方法は二つ。

↑ページの先頭へ

江戸のお産になに思う......

「妊娠中の食生活は、
日本の土地で単純な農業によって
自然につくられたものを、少しだけ食べるといいです。
江戸時代や明治時代の食生活がいいのです。
自然の法則にしたがって生きていた頃の食べ物を食べることで、
かつてのような自然なお産ができるようになっていきます」。

そう語るのは愛知県岡崎市の産婦人科医、吉村正氏。
自然なお産を追求してきた吉村氏は1999年夏、江戸時代の伝統的建築工法で
「お産の家」を真実のお産のための、究極のお産施設として創り上げた。
自身が「古屋(ふるや)」と呼ぶように
この家は江戸時代、250年以上前の茅葺屋根の古民家を
愛知県北部の足助から移築したものだ。
吉村医院「お産の家」⇒http://www.ubushiro.jp/

妊婦たちは「お産の家」に毎日集い、古典的労働を行うという。
鋸で木を切り、斧で薪を割り、井戸で水を汲み、
古屋の床や壁を雑巾で拭く……。
臨月の大きなお腹をかかえ、しっかり薪を割り、
単純作業のリズムがとても気持ちがいい、と言う。
そんな「お産の家」のドキュメンタリー『玄牝(げんぴん)』が
この秋公開される。
河瀬直美監督最新作だ。公式HP
http://genpin.net/
GENPIN.gif
近著『いのちのために いのちをかけよ』(地湧社)には
 次世代へ江戸のお産の素晴らしさをつなげたいという、
吉村氏の強い願いが詰まった一冊。
いのちのためにいのちをかけよ.jpg
吉村正氏は78歳になるが現役の産婦人科医。今まで2万例以上の赤ちゃんを取り上げている。

今回、江戸は江戸でも少し違ったかたちと相成ったが、
人間のあるべき姿がそこにある江戸の生活文化。
昨今の江戸回帰ブームは、そんな命や生き方への憧憬でもあるのだろう
と思いご紹介させていただいた。

原文については、江美研コラム、高城良子さんの「江戸の子育て」をどうぞ。
吉村氏の講演を聞いた高城さんの
心情が綴られています。
http://www.jlds.co.jp/ebi-column/kosodate/

江戸美学研究会では、メンバーを募集しております。
江戸の文化を一緒に楽しんでいただける方、ぜひ、ご登録ください。

https://www.jlds.co.jp/ebilab/moushikomi.html

↑ページの先頭へ

<<前のページへ12