江戸美学研究会|「江戸のデザイン」と「江戸の生活文化」を研究するクラブ「エビケン」です。

ぶろぐ

銀杏と江戸の火事

火事と喧嘩は江戸の華とよくいわれるが、
この火事と東京都のシンボルマークでもある銀杏の関係は深い。
幾度となく大火に見舞われた江戸の町。
市中の寺社の門前は、火除地として道幅も広くとり、銀杏や青桐を植えたという。


なるほど、だから東京には銀杏が多いんだ!なんて頷くのはまだ早い。
なぜ、銀杏?? かというと火がイチョウの木に迫ると、幹や枝から水を噴き出して
枝葉へ火が燃え移るのを阻止するといわれていたからだという。
漫画のような話だが、どうも本当のことらしい。
水が吹き出すさまを見る機会がないのはよいことではあるが…。

桜の葉がたくさん落ちるのをどうにかできないかと考え、
塩漬けにして桜餅を考え出したほどの江戸っ子のこと、
秋になると其処此処に落ちるぎんなんをただそのままにしておくわけもない。
江戸時代の料理書にもちょいちょい登場する。

古くから漢方薬として用いられた銀杏だが、
それにしてもぎんなんを最初に食した人はなんと、勇気のあることか。

DSC_5560a.jpg
そろそろ銀杏の葉も色づく季節、銀杏おこわなんて作ってみてはいかが。
振っても音のしない、
殻の表面の色が白くてデコボコのない
ツルツルしたものがおすすめ。
江戸の頃の話、銀杏のはなしなどをしながら食卓を囲むんでみてくださいな。

 

 

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